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食に関して、物申す



オクトーバーフェストがまた、またやってくる!
って話を掴みまして
この情報化社会めありがとう!
という高ぶる気持ちを母に伝えてみました。
朝から世界に、ビールに、ソーセージに、まみれましょう!
来たる来月の頭、いかがお過ごしで??と聞いたところ、

「来月はねぇ、母さん無自覚な帰宅難民になるかもしれない」



とりあえず10月は肩慣らしで北海道へ飛び立った後
帰ってくるその足で関東の研修センターへ泊り込み
台風かっつー流れで九州に出張してき、
ようやっと通常出勤になるかと思いきや
講演がその数日後から、連日続きますと

下手したら家にいるの、一週間ないかもしれないと

ほんと軽くドナドナを思わせるくらい、来月は決戦の月だと
先月も聞いたようなきがします。

「上手いことスケジュール作って遊ばないとやってられないわ」

ってことで同じく出張組の福岡出身の同僚と、
木金で出張へ行き、土日は遊んで帰ってこようという計画をね
立てたらしいんだけど

その同僚の人の実家に、
「よければ泊まってってくださいー!」とご招待にあずかったらしいんです。

「へー!良いじゃん行って来なよー!」

ただねと、

なんでもその人のお母さんが、いわゆる四角い部屋を丸く掃くタイプの方らしく、帰省時とかはいつも掃除から始めるってんで
宿泊の条件として「汚れててもいいですか」っていうのが提示されてるらしいの

「それだけならまだ掃除すればいいからいいんだけどね」と
懐の深さを出したりして、歩み寄った姿勢でいたらしいんだけど

「烏骨鶏(うこっけい)飼ってて、お料理でね、出してくれるんだって。」

烏骨鶏といえば産み落とされる卵が濃厚で美味しいと有名ですし、
産みたてのとかだったら尚更濃厚に違いないわけで、


「いーじゃんいーじゃん!なかなか食べれないよ!」

「丸ごとね、出してくれるんだって」



なんでも、お父さんが庭でちょんちょん跳ねてるのを捕まえて、締めて鍋にしてくれるそうで、

「脚とかとさかとかね、飛び出てるんだって。」



とさか、かぁ…

ここまで新鮮な食材を使った料理に怖気づくことってのも珍しくて
魚介類とかだったらほんと、願ったりなメニュープランでして。

無人島に調味料持ってくとしたら塩かなってくらい
グルメな母もきっと最初は胸踊って
「ちょっと汚ないくらいオーケーオーケー」
ってなったんだと思うの。
「皿とか洗う洗うよゆーよゆー」
っつって。


「とさかって、どんな味するのそれ」


「味はないんだって。ただこりこりしてるんだって。」



味、ないんだぁ…


その同僚の人からしたら、小さい頃から馴染みのある部位でして
とさかも脚も飛び出てなんぼっつーところ、あるかもしれない。
イナゴの佃煮的な感覚かもしれない
カエルのフリッター的な感覚かもしれない

さすがにちょっと遠慮したい感が
背中から美輪明宏かっつーくらい出てた。
江原さんだったら烏骨鶏の気持ちになっちゃうかもしれなかったんでね

ちょっと調べてみたらしいの
Yahooで。

なんでもあのメディチ家 カトリーヌがこよなく愛したらしく。



カトリーヌっつったらさーー

「毒殺」とか「魔術愛好家」とか
普段から喪服着てた感じの方で
世界の悪女に認められてる方なわけで
奇行とかで有名な方なわけで


「まだね、過去のことならいいんだけどさ」って
大分歩んでた 100歩譲るってよりむしろ詰め寄ってた

現代で実際に食べた方の感想をね、
目にしたっぽいんだけど


見た目はね、恰好いいらしいのね
こう、冠っていうか まぁとさかとさかしてて。
でまぁ、

「食感はクニュッとしてて
耳たぶっぽく」

「ゼラチンとかコラーゲンを感じるっちゃ感じるし
肌に良いと言われれば良さげ的な。」
って、

そうそうそう、もう、そういう情報!
そういうのがね、ほしかったの!
「そういうことなら」っつって、
母も女性として捨て置けないっていうか
腹据えて挑む気、あったと思う
いらっしゃい美肌
なんならウェルカムザとさか☆ってなるはずだったと思う

「でもねー、最後にね」って。

「食べ物として人に勧めたいとは思わないですかね。」


思わないんだぁ…。


ほんとごめん
不用意にいーじゃんいーじゃんとか言って。


「ってことだから、もしとさか食べることになったら連絡するね」

と訳の分からない約束をして、
来月も頑張ると言い残し帰宅していきました。




次回「母、とさか食べる」




(食べないだろうなぁ)
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