ろくでもない探偵を雇ってしまうと、お金を無駄にするだけで済まないこともあります。
話をしに行っただけで契約を急いだり、相談者に心理的な重圧をかけてくるところは要注意です。
一度断ったのに、再三にわたり電話をかけてくるのは悪質な業者の常套手段といえるでしょう。
しっかりした探偵社なら、まず行わないようなことでも平気でしてくるのです。
浮気していたことがわかり、これから離婚裁判や慰謝料の請求などを行う際は、まず必要となるのは浮気の証拠でしょう。
よくあるものとしては、二人の間に肉体関係が強く想定できるような手紙やメール類や、不倫相手とラブホテルに出入りしたときの写真や動画、交際相手と交換した念書、旅行メモ等です。
近頃ではスマホの普及でメールだけでなく、ライントークやSNSのやりとりなどが不倫行為の裏付けとして認められるケースが増えました。
離婚すると、たとえ実の親子でも不倫なんかしていると子の親権をあきらめなければいけないと思っている人が少なくないようです。
倫理的に言うとそうかもしれません。
ただ、裁判所は違う考え方をします。
裁判上の親権の判定では、日常的に子と生活を共にしているかとか、どれくらい育児に関心を持ち、かかわっていたかなどを重くみる傾向があります。
調停委員が子供自身から意見を聞いたりもするように、どれだけ子供の生育環境としてふさわしいかを最も重要なことと考えているようです。
私も会社に所属する探偵として長年やってきましたが、不倫の証拠集めには要所ごとの手際の良さと、3カン(感、観、勘)が要求されます。
ドラマのような展開はないですが突発的事由も多いですから、速やかに対処する判断力も大事です。
なにより、対象人物に浮気調査がバレてしまうことが問題で、依頼者に不利益をもたらしかねませんので、細やかな注意を怠らないことがプロの探偵です。
調査を探偵に依頼したときは支払いがつきものです。
肝心の精算方法についてですが、名のしれた大手探偵社等ではクレジットカード払いやローンでの分割払いに対応しているところもないわけではありません。
早く浮気の証拠が欲しいけれども代金の都合がつかないという場合は、分割OKの事業者を中心にリストアップしていくのも良いかもしれません。