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私、まだあの人のこと……。【一次創作】

話題:SS





「…ごめんなさい」

勇気をもって告白してくれた男性に、
私は深々と頭を下げた。

「そんな気は、してたけど」

苦笑いを浮かべながら、
彼は後ろ頭をポリポリと掻く。

「好きな人、……いるんだ?」

「ん……」

そうだ、と肯定することも。
違う、と否定することもできずに
曖昧な言葉を返す。

私があの人と…結ばれることは、決してないのだけれど。
それでもまだ、自分の気持ちに整理をつけられないままで、
新しい恋に、進むことはできない。


今。彼の手を取れば
もしかしたら私はあの人を忘れることが
できるのかもしれないけれど。


あの人を忘れる為に、誰かを利用したくない。

彼の好意につけ込むことは、
結局は彼を傷つけてしまうことになると
恋愛経験が豊かとは言えない私にだってわかること。

「気持ちだけ……ありがとう」

「まだ、チャンスあるかな?」

「えっ!」

どうやら彼はかなりのチャレンジャーらしい。

「だからって明日改めて告白はしないけど」

「……うん、」

嬉しいのか、
嬉しくないのか、
よく分からない感情が渦巻く。

こんなに思われているのに。

――バカ、ね

「そんなに困った顔、しないでくれるかな?」

「あ……」

無意識のうちに、眉間にシワがよっていたようで
慌てて片手を頬に当てる。

「心配しないで。困らせたい訳じゃないから」

「……ごめんなさい」

謝るのは。
これで何度目だろう。

謝罪の言葉を口にする度に、
私は彼を傷つけている。

「じゃ、俺はこれで」

「あっ……」

伝票を素早い動きで抜き取って
彼は私に背を向ける。

ひとり、取り残された喫茶店で
ぬるくなったストレートティーを手に
琥珀色の液体をゆらゆらと揺らす。


どうしよう。


叶わない恋なのに。
私の想いは届かないのに。



今でもまだ。



あの人が。



――好きなんです。






-END-

(自分を好きでいてくれる人を、好きになれたら幸せなのに。
それが出来ないもどかしさ……でも、それが恋というもの……かな?)

やめるのやめた?

話題:煙草


二度も禁煙に失敗している夫です。

しかも!

失敗したことを、私に隠そうとするという…ね。
そういう考え方が許せなかったりしますけど。

二度目の禁煙は禁煙パッチ使ってそれなりにお金かかったのにね…。
もう、禁煙に成功して何年も経ってた筈なんですが。

いつ、再びタバコを吸い始めたか。

私は知らないんです。


先日、吸い殻見つけて問いただしたら

「やめるのやめただけ」

ですって。
まぁ、私が気づかないレベルなんで1日2〜3本?
子どもたちの前では吸ってないので…


許容範囲と言えば許容範囲だけど!


コソコソ隠れて吸うそのやり方がね。
気に入らないよね本当に。

それだけ中毒性が高い証拠なんだろうけどさ。
今はすっかりクリーンだと信じていただけに…ショックだよね。

(ショックを与えるから、隠してたんだろうけど……結局それってどうなのさ)

紙媒体ではないけれど、そう呼んでも差し支えない

話題:ラブレター


サイトの読者様からいただいたメールが、とっても嬉しい内容で…

これはもはや“ラブレター”と言っても過言ではないのではないか、と。

所詮、物書きの端くれでしかありませんけど
創作活動をやってて良かったなぁーと
素直に思える瞬間だったりします。


本当に、ありがとうございます!!


私の書いたものが、読んでくださった方の生活の一部に入り込んで
少しでも“潤い”だったり“癒し”だったり、あるいは“トキメキ”だったりを…
提供することができているなら、書き手としてこんなに嬉しいことはありません!


そんな、ラブレターをたくさん受け取ることができるような
物書きでありたいものです。


はやる胸を抑えつつ、「この気持ちを、どうしても作者に一言伝えたい!」と、
コメントを残すというとっても勇気の必要な行動を

“おこさずにはいられない”

そんな作品を、公開するのが私の永遠の目標です。


これからも、どうぞよろしくお願いいたしますっ!

もう実体験できないことへの憧れ

話題:創作世界披露会及び創作メモ帳


おはようございます。

書きたいものが色々あるんだけど
最近、また違うのに手を出したくなってみたり…

ビブリア古書堂の二次創作

…とかw
もちろん、栞子&大輔で。
(このふたりは“×”にはならないような気がします…w)

大人なのに中高生みたいな淡くてもどかしい感じが…
実体験はもう二度とできない私としては
もう“憧れ”に近い感覚だったりします。


実際、書くかどうかは分からないけど
このふたりのもどかしくて甘いSSを…
ちょっと、書いてみたいなぁ。


……需要は、無いかもしれないけどね。
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