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白雪姫の母シンドローム

大学時代に取り巻きを引き連れ、どこに行っても美人と褒められた美貌自慢の母は、いつも私に「お母さんは綺麗?」と聞くのが口癖だった。
「綺麗だよ」と答えるわたし。
まさに白雪姫の母と鏡の会話。
本当にの話では、白雪姫の母は継母でなく実母だという。
ご多分にもれず、うちの白雪姫の母も、娘を迫害し、毒のリンゴを食べさせた。
幼い頃、父が私を可愛がった時の、嫉妬の表情を浮かべた母の顔は忘れられない。
父親が子供に愛情を注ぐのは当たり前だ。
いつも自分が一番でないと気の済まない母。
娘は自分より美しくてはいけない。
自分より優秀なのは許せない。自分より幸せなのは許せない。

なんと幼稚なのだろう。

今は治らぬ怪我をおい、不自由な身体になった父に、いかに母が愛情を込めて面倒をみているかを言い、私の悪口を吹き込む。
父と弟は母の操り人形だ。
自己愛性人格障害の母と父は共依存のカップル。

長い間、理想の男性は、欲しかった父の愛をくれる男男だった。
ずっと年上の男性を慕うファザコン。
でも共依存の男性では、また愛の綱引きが始まる。
けっして幸せにはなれない。
男性は、性の対象じゃない父親にはなってくれないものだし、そもそも依存は他者への愛でない。

私があまり男性に興味がないのはここらへんに原因があるのだろうか。
性の対象としての男性。
いったい、成熟した男性の魅力とはなんだろうか。
娘としてではなく、女性とし愛されるとはどういうことなのか。
もう一度とらえ直す必要があるのだろう。
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