ものすごい夢を見ました。
なんか経った2時間半でこんなに見るとは…
巨大な宮殿が舞台で、私は旅人的な感じでした。
巨大な宮殿自体が大きな街みたいな…。ちなみにそこには王、女王がいるとかなんとか。
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ある老人宅に、赤ん坊が届きました。その赤ん坊は、目が赤と金の色をした赤ん坊。老人は子供がいなかったので、その子を一生懸命育てました。その赤ん坊は大きくなるにつれて美しく育ちました。
そんなある日、老人の元からその子はいなくなってしまいました。
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まずこんなエピソードが映像付きでながれて、場面が変わったんですよ。
次の場面は私がこの宮殿の街に入っていろんな人達と話す。
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「trick or treat?」
その街はハロウィンにあやかって、カボチャの中身をくり抜いて、顔のように作ったものを頭に被った者達、全身を黒で統一した魔女を模した者達。他にも様々なものがいた。
そんななか、一人修道女の服を着た美しい女性が目に入った。彼女は不思議なオーラを纏い、一人だけ別空間にいるような、そんな雰囲気だった。
「あの…」
声をかけようとしたけれど、彼女は人混みに紛れて見失ってしまった。一体彼女は誰なんだろう。
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その後、酒場的なところでこの街のことについて、宮殿のことなどを聞いたんです。
そこで、明日は丁度ハロウィンのお祭りで宮殿を開放するとか。旅人も大歓迎という話に、せっかくなので行くことになった。
次の場面はその宮殿に入ってから。
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「うわー、すごい人の数」
「そりゃ宮殿を開放するなんて、こんなときぐらいだからな」
共に来てくれたA(名前はなかった)と、食事をしながらお祭りと称されたダンスパーティを見ていた。
勿論踊っているのはフランケンシュタインや悪魔、ミイラと魔女、パンプキンとパンプキン、という不思議な光景だった。
ふと、魔女とはまた違った黒一式で揃えられた服装の女性が沢山、前方の壇上の下で一列に並んでこちらを見ていた。服のデザインは修道女のようなものだった。
「あの…あれは誰?」
「あれはこの宮殿で修道女としている人達」
「じゃああの時みた女の人も…」
街で見かけたあの美しい女性。彼女もここの修道女だったのか。
「修道女は滅多なことじゃ、宮殿の外にでるなんてことないからな。こんなときじゃないと見れない」
「…え?」
ということはあの女性は一体…
と、そこで周りがざわつき始めた。壇上の上に誰かが現れたからのようだ。
「あれは誰?」
「この国の女王だよ。修道女達の崇めるべき存在のような…」
「あの人が…、女王」
その女は体つきはふくよかで、眼鏡をかけた金の髪を高い位置でくくっていた。その女、女王はパーティについての礼、ちょっとした雑談、そして楽しんでいってくれ、それらをどこか心のこもっていないように、淡々と話していた。
どこか妙だった。皆、異様なテンションで彼女の話を聴いていた。まるでなにかに洗脳されているような…
「A、ちょっとおかしくない?」
「なにがおかしいんだよ!やっぱり女王は最高だ!」
「A…!?」
「ああそうだ、忘れていたけど、お前は旅人だったな!女王様に言わないと!」
「え、ちょっと…なん…」
Aも、異様なテンションでその場から去っていった。一体なんなんだ。人混みの中に消えていくAの後ろ姿を見ながら溜め息をついた。
そのとき、視界の端に黒い修道服を着た誰かが動いていた。あの時の女の人だ。彼女の姿をはっきりと視認した瞬間、とっさに体が動いた。
「あの…!」「……」
「ま、待って、ください」
「……」
彼女は私が付いてきていると知ってもなお、無言で人混みをかき分け歩いていく。否、かき分けているんじゃない。人が避けている。
宮殿の端の方に着いたときに、彼女は足を止め、ゆっくりとこちらを振り向いた。
その容貌にはっと息をのんだ。目が赤と金のオッドアイ。髪は美しい金の長い髪。けれど彼女は感情のない人形のような雰囲気で、目は底知れぬ暗い沼のような悲しみをたたえていた。
「逃げた方がいい」
「…え?」
「貴女も…贄にされる」
「ちょっと待って…」
「ああ…ダメ、もう…」
「ちょっと!」
「来る、わ」
彼女がそう言った瞬間、修道女達が私達の周りを囲んだ。修道女達は無表情で、「女王様の仰る通りに」としか言わない。これはヤバい。
必死に抵抗するけれど、拘束する腕は全く緩まない。これは女性の力じゃない。
そのまま私は壇上の方まで連れて行かれた。
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…なんかめんどくさくなってきたんでこんなもんにしときます。続きが気になった方は………コメントにどうぞ(アバウト)