大好きな水城作品のなかでも最近要注目!の「失恋ショコラティエ」がflower2月号の凜花9号に掲載されました。
ちなみにほかにも最終回を迎えた渡瀬先生の「櫻狩り」など、注目の作品が掲載。
分厚い分830円とちょっとお高いですが、是非。
あらすじはメチャ長なので追記。感想もネタバレ要素あります。
■感想■
えれな登場で揺さぶったはずのサエコの心。
けれど、サエコの「爽太は元カレ」認定ひとつで爽太は作戦のツメに失敗。
サエコのことが好きでたまらないこと(つまり爽太の弱み)をサエコに感づかてしまう。
つくづく「悪い男作戦」に向かない奴ですね(笑
同時進行のえれなとの片思い同盟も、倉科登場で先行きは曇り空(まぁ倉科さんがどんな男かにも因りますが…)
趣味も合うし癒されるし、えれなみたいなタイプと付き合うほうが爽太はきっと幸せだと思うんですが、そうはいかないんでしょうね
恋とはむずかしきものです
けれど、恋する気持ちが爽太をショコラティエにするのならサエコがいかに悪い女でも、オリヴィエ同様「その恋には価値がある」と私も思う。
で、オリヴィエとまつりもなにやら急展開。
うまくいかない恋が終わった頃にまつりにアタックの予定が煩悩に負けたオリヴィエ。晴れて爽太にもカミングアウトしましたが…。
見目麗しくて性格がよくてお金持ちだから好きになれる、好きになって貰えるわけじゃない。
王子様がセレブに恋するとは限らない。
恋って不思議ですね。
次回は5月!先が長い…orz
■あらすじ
ずっとサエコに会えていない爽太。寂しさと一緒に沸き上がるのは「自分は恋に恋してるのかな?」という不安。
そんなある日、えれなが店に来店。ラブラブモードで抱き合ったりしていると、サエコが来店&ラブラブ目撃。
サエコに声をかける爽太。ここで悪い男作戦の成否が決まる!
会話でうまく「俺ペース」を築く爽太。
しかし、たった一言サエコが漏らした「爽太は私の元カレ」発言で爽太は心がいっぱい、有頂天に。
後日、爽太はえれなと仲良くお食事へ。
近況報告をしつつも、恋の辛さを語り合う。
すると、近くにいた家族連れを見てえれなが「あぁいうのいいな。私もフツーの奥さんになりたい」と漏らす。
「倉科さんの?」と尋ねる爽太。けれど、えれなはそんなの考えてないよと笑う。逆に爽太くんはサエコさんとあぁなりたいでしょ?と問われるが、爽太ははっきりと答えられない。
後日、爽太はパン・オ・ショコラを食べたいと言っていたサエコのためにチョコスプレッドを作ろうと思い付く。
爽太は明るい調子で絵の具のチューブを模した容器に入れたチョコスプレッド。サエコさんに子供ができたら喜んでくれるかなと思う、とオリヴィエに話す。
するとオリヴィエは絶句。好きな女の子が別の男と子供つくっていいのか…?
けれど、爽太にとってサエコに会えること、気まぐれに笑いかけてくれること、…そんな端から見たらくだらないことが日々を潤す。
サエコが自分をショコラティエにしてくれる。
ある日の深夜、オリヴィエはほろ酔いで帰ってきたまつりを迎える。
泣きながら「もう別れる。…あたしダメな女の子になってく」と言うまつり。
無防備にソファーで眠るまつり。そんなまつりにオリヴィエはついキスを…。
爽太が戻ると走って部屋に戻るまつりとスレ違う。
オリヴィエに「どうしたの?」と尋ねる爽太
オリヴィエはまつりが好きなこと、キスしたことを爽太に告白。
爽太は王子のオリヴィエがまつりに恋したことをにわかには信じられない。
「まつりのどこがいいんだよ、あんなどこにでもいるようなの」問い詰める爽太。
オリヴィエは「愚問だよ、爽太。サエコのどこがいいの?」と切り返す。
えれなの家に逃げてきた爽太。いろいろ愚痴を吐いたり、片思い同盟に浸る。
その夜、爽太は夢想する。
雨のショコラヴィ前。
爽太「サエコさんはうちの店には入れないよ」
サエコ「どうして…?」
爽太「パン・オ・ショコラができてないんだ。だから当分会えないよ」
サエコ「そんなことどうでもいいよ!あたし本当は爽太くんに会いたくてここにきたの!」
二人は抱き合う。
馬鹿げた夢想。だけどえれなはそんな夢想を許してくれる。だから俺も、えれなをゆるす。
次の朝、えれなは爽太に倉科さんのバンドの打ち上げに入れてもらえることになったと話す
えれなが倉科さんに会える
えれなの夢想が現実になるかもしれない。
そして、爽太の夢想もいくばくかは現実になるかもしれない。可能性は、ある。