※漫画のレビューです。ネタばれ箇所あり。
まず目にとびこんだのは三浦しをんさんの帯。
この方、直木賞作家にして大の漫画通なのですが、異常なくらい私と好みが合うお方なのです。なぜだろう。彼女がすすめる漫画はたいてい私の好きな漫画だったり。
帯の「残酷で美しい」とのコメントにもまさにその通り!と共感。
「愛と生殖」がテーマなだけに、残酷なお話なのです。でも愛のせつなさも描かれていて、それがたまらなく美しい。
あ、ちょっとズレました。3巻について。
3巻のポイントは「レオの死」
これに尽きます。一番近くでアリスを支え、良い「友」を演じていたレオ。
彼を失ってはじめて、彼がいた場所の広さに気がつくアリス。
そして、それはディミトリにとっても同様だったのでした。
レオの死をきっかけに、初めてディミトリの弱さに触れ、アリスの心はディミトリに傾くかな?と思うのですが、双子も黙っていない様子です。
二人のキャラクターが今後掘り下げられていくのが楽しみ。
また、少し気になる点が。レオは死を前にした小説家の女性・鳴沢に「辛いことを頼みたい」と言っていたんですよね。
レオはなにを残したのか?まさか、種??
絶対あとからでてくると思うので要チェックです。
今巻はひとつの関係の終焉とそれに伴う変化、ということで「転」の巻でした。
これは先がきになりますー(>_<)
水城先生!つづき…つづきをください(笑
レビューというよりは感想ですが、ものすごくオススメですので気になった方は是非v