話題:元彼


けいちゃんだけを大事にすると決めたはずなのに、どうしてか、私の心は本当に移りやすい。


きっかけは先週の土曜日。 

就活のために京都からはるばる東京に出てきた元彼のたかひろさんと、夕方にすこしだけ会うことになった。

たぶん前のブログを知ってる人はいないと思うけど、前のブログに書いたように、私にとっての彼は、いつまで経っても好きな人。


久しぶりに会った彼は、就活のために髪を短く切っていて、髪も真っ黒になっていて、見たことのないスーツ姿で、何から何までが新鮮だった。

15分待たせた私に怒りもしないで、「わー本物のみいさんやん」と笑う彼が無邪気ですごく可愛くて、つられて私も一緒に笑ってしまう。


あの時のように2人で当てもなくショッピングモールをぶらぶらして、ふざける彼と一緒に私もふざけて収集がつかなくなったりして、ようやくスタバで落ち着いてお互いの近況を話したりして、気付いたらあっという間に私が仕事に行かなきゃいけない時間になっていた。

駅に向かって歩いているときに手を繋いだことも、その時の彼の嬉しそうな顔も、エスカレーターで不意にキスをされたことも、その時の彼のすこし恥ずかしそうな顔も、別々の電車に乗る時に振り返って手を振ってくれたことも、その時の彼の寂しそうな顔も、全部が全部懐かしくて、幸せで、気持ちがどんどん温かくなるのを感じた。

3時間半という限られた時間で彼が私に与えてくれたのは、3年前に忘れてきた彼への恋心だった。


別によりを戻したいわけじゃない。

関東と関西の遠距離がしんどいことは、お互いが一番よく分かってる。

ただ、また彼に会いたい。



やっぱり彼は、いつまで経っても好きな人。ずっと好きでいたい人。