彼からの返事

「もう少しだから・・・・・」

もう一度彼女、

「何がもう少しなの?」

また返信がきた

「待ってて、もうすぐだから」


怖くなった彼女はとりあえず彼の様子だけみて母親に報告だけしようとすぐに彼のアパートに向かった。


明かりが点いている。部屋にいることを確認してすぐにインターホンを押した。

返事がない

もう一度

もう一度

もう一度

返事は帰ってこない。

気配がないことを不可解に想いドアノブに手をかける。

開いた・・・・・

中に入るとなにやらゲームのBGMのような音が聞こえる。


彼女は恐る恐る彼の部屋のドアを開いた。










そこで彼女がミタモノハ




パソコンの画面の中、Sグレード装備に身を包み、城の玉座に座っている、彼の名前がついたキャラが満面の笑みを浮かべている姿、


そして足元には・・・・




昔見たあのころの優しい笑みを浮かべる




冷たくなった彼の姿があった。




リネUの大規模攻城戦

クラン無所属のSグレ装備のキャラがときどきあらわれる。

それはもしかしたら

彼の姿かもしれない・・・・