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塾講

3年半一緒に頑張ってきた生徒が今日、卒業しました。
今週末が高認試験です。
寂しいなあ。受かるといいなあ。頑張ってね。

初めて会ったのは大学一年の五月。
私の初授業の相手が彼女でした。
すごく美人で大人っぽくて驚きました。

しかもなんと初授業を彼女のお母様が見学することに!

当時は何も知らなかったから、そんなものなのかな?すごく緊張するなあ、程度にしか考えていなかったけれど、後にも先にも保護者見学の授業はあれだけです。
普通にありえないです。

初授業は悲惨でした。
彼女の学力も凄まじかったけど私の授業の下手さが半端じゃなかった。
本当に真面目にマニュアル通りにやってました。

でもあの頃はすごく準備して授業にのぞんでたな。
全部用意していけばいいというものでも無いのですが。あの頃の私のその真面目さだけは誉めてあげたい。

授業を重ねていくうちに隣りのブースで授業をしていた博多弁のお兄さんに流されて私もルーズになりました。

初めての夏休みは大変でした。
夏休み明けたらそれまで教えたこと全部忘れてたから。
そこからまたやり直すのが大変だったなあ。

震災のあと半年くらいアメリカに帰ってしまって。
帰ってきた頃にはまた全部忘れてて。
連立方程式がなかなか出来ませんでした。

そこから中卒認定試験というものがあって、中学に通わない彼女はそれを受けなければならないという話になり、大慌てで試験の準備をしました。

結局、受けなくてもいいことが判明して受けなかったけど。

塾長が変わって規則が厳しくなったのは困りました。
授業中にプリント印刷するのはダメ、授業前に準備しなさい!みたいなことが書かれたプリントをもらったりしました。
あれは確実に私に向けた注意だったんだろうなあ。結局変わらなかったけど。

宿題の出来を見てから授業のレベルを決めるのが基本方針でした。
最初の頃は宿題が全滅とかよくあって泣きたくなったなあ。
先週の80分は何だったんだろう!?とか思って悲しくなってました。

でも彼女、本当に真面目で宿題もっと増やしてくださいとかよくお願いされました。
宿題の解説で授業潰れることも多くて困りましたけどね。

途中で妹さんとお姉さんも入塾したのが嬉しかったです。
あとバレンタインとバカンスのお土産も嬉しかったなあ。
バレンタインのチョコを自慢したくてお姉さんを担当している先生を探したら休みでがっかりしたのもいい思い出。

高校の範囲に入ってからすごいスピードが早くなったけれど、ちゃんとついてきてくれて。
一年間で無事合格レベルまで来れました。
彼女の実力なら大丈夫なので心配はしていません。
ただとにかく寂しい。
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