筋トレをすると薄毛になるという説は意外と根強いようで、頭髪への影響を考えて、長年続けてきたトレーニングをやめてしまう人もいますし、冗談で「(自分の薄毛は)筋肉鍛えすぎたから」という人もいます。
運動には色々ありますが、とくに筋肉を増強するためのプログラムではテストステロン(男性ホルモン)の分泌が増加して男性型脱毛症(AGA)を進行させると言われるのですが、すべての人に影響があるわけではありません。
もしすべての男性に筋トレの影響が出るなら、ジムのトレーナーになる人も、それなりの覚悟が必要になってくるでしょう。
でも実際は、そんなことはないですよね。
まずはAGA検査で自分の薄毛のタイプを知るべきでしょう。
男性ホルモンが影響するタイプなのかどうかは、クリニックの検査でも、通販の検査キットでもわかりますので、検査してから判断したほうが良いでしょう。
運動そのものは、育毛にも体にも良い影響があるものです。
育毛を促進するという効果をうたっている漢方薬もありますが、その効果を実感できるようになるまでは時間がかかることが多いのです。
その人その人の体質をみて処方してもらうことはなかなか大変なことですし、使用が毎月毎月続いてくとなると、結構な費用がかかることになり負担となるでしょう。
副作用が少ないと一般的にはされていますが、飲み続けることができない人もたくさんいると聞きますので、最低半年は服用を続けていくという覚悟を持って飲むのがよいと思います。
薄毛や抜け毛を改善したいなら、炭酸水の利用をオススメします。
水の代わりに飲むのはもちろん、肌の悩みを改善してくれるので洗髪時に使うのも効果的です。
飲料にする場合には、おなかを下さないよう、ミネラルを含まない軟水タイプが良いでしょう。
1日に何回かに分けて飲むと、消化を助け、血行促進するほか、炭酸シャンプーとしてちょっとしたブームにもなりましたが、安全性の面でも問題なく、抗菌効果があり、新陳代謝を促進させるので頭皮の状態を健やかにするのに役立ちます。
同時に、古い角質層の除去にも一役買っているそうですね。
いちいちボトルを購入しなくても、専用のシャワーヘッド(3000円台から)なら、家電量販店や通販サイトなどで入手できます。
炭酸水を自作するマシンも通販サイトなどで簡単に入手できます。
育毛専用品ではなく、飲料として作るものですが、マシン本体は実売価格7000円?18000円くらいなので、繰り返し使う人向きですね。
ぜひ自宅での育毛に導入してみてください。
育毛はもちろん、発毛を促すのに有効だと見られている成長因子とは、たんぱく質の仲間で、別名グロースファクターとも言います。
毛母細胞への働きかけを行って活動を盛んにする、不安定なヘアサイクルを安定させる、血行をよくするといった効果が考えられます。
育毛クリニックの治療で毛穴への成長因子の注入が行われる場合もあります。
他にも、成長因子の含まれている育毛剤も商品化されています。
男性型脱毛症という名前を聞けば、発症するのは男性のみと思いがちですが、実は女性にも症状が表れることがあるのです。
ただ、AGAというと男性の場合を指すのが普通ですから、Female AGA(女性男性型脱毛症)、短縮してFAGAという呼称が使われています。
症状でいうAGAとの違いは、M字状の生え際の後退などは見られず、毛が細って全体的に薄くなるということのほか、脱毛抑制作用が女性ホルモンにはあるのでAGAほどの進行性はないというところでしょう。