茨木童子

酒呑童子の最も重要な部下。副首領。
酒呑童子と同じく美少年で女性に言い寄られ母に将来を案じられて神社に送られる。ある日家に帰って母が行李に隠した血塗の恋文を見つけ、その血を指で一舐めしたため鬼になった。

他に、産着のまま捨てられていたのを酒呑童子に拾われ茨木と名付けられ育てられた説、捨てられた後床屋の子として育ったが仕事中剃刀で客の顔を傷つけてしまい慌てて血を指で拭い、指を綺麗にしようと舐めた所その味が癖になり以後態と客の顔を傷つけるようになった。それを床屋に怒られ気落ちした彼が小川の端に凭れ河の 水面に映る自分の顔を見て鬼の様だと思い山に逃げ酒呑童子と出あう説(その橋は茨木童子貌見橋と呼ばれた)。
女説、酒呑童子の息子説、恋人説がある。

出生地は摂津説と越後説がある。酒呑童子一味は大江山を拠点に京の貴族の子女を誘拐するなどしたが、山伏に扮し宿を求めるふりをしてやってきた源頼光と頼光四天王によって壊滅(酒宴の後酔っ払って動かない所をやられた)。茨木童子は酒呑童子が討たれるのを見てこれはマズイと唯一逃げ延びその後頼光四天王の一人渡辺綱と 一条戻り橋や羅生門で戦う。渡辺綱に名刀髭切で腕を切られそれを取り戻しに綱の元へ行く話が有名(調べればわりとすぐに出てきます)。