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このたびは

 
菅家の歌。百人一首にも入ってる歌で、管理人は音の並びが好きで結構気に入ってたりする。
 
このたびは 幣も取りあへず 手向山
紅葉の錦 神のまにまに

 
「まにまに」は「間に間に」、自分から働きかけず相手のするままに任せてそれに従う事。今回は、御心のままにして下さいって事ですね。
漢字で書くと、「随意」、「随に」、「任に」何れも意味からきてますね。
因みに、神の御心のままである事を「かんながら」って言うんですよね。漢字で書くと「惟神」、「随神」
いや、単に「御心のままに」から思い出したのと、惟盛の「惟」っていう字が入ってるから書きたかっただけ。
 
今度の旅は急だったのでお供えの幣を用意する事ができなかった。
手向山の美しい紅葉をお供えします。御心のままにお受け取りください。

 
紅葉の綺麗な様子が想像できる所も気に入ってる要因。
パッとお供えに綺麗な紅葉を〜なんて考えるあたり、昔の人って風情があるなぁって思う。
 
関係無いけど、紅葉って晴れた日に見るのも綺麗だけど、個人的には雨の後とかおススメ。
雨が降って気温が下がって、薄っすら霧で白く霞んでる紅葉。霧の中で見る鮮やかな赤はどこか神秘的で素敵なのですよ。
個人的ベストは、川の傍、やや低い位置から斜め上辺りの紅葉を多少距離置いて眺める。
一昨年の仕事中に偶々見つけたんですよね。今でも記憶に残ってるくらいなんですよ。
…くそう、カメラ持って行っとけば良かった!仕事中だから無理な話だけど!

なにわがた

 
伊勢の歌。別れ話をされた時に歌ったもの。
 
難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を すぐしてよとや
 
すぐしてよ、は過ごしてよ。逢はで、は逢わず。逢わないで過ごしてよ。そう仰るのですか、とね。
 
難波潟の芦の節と節の間の短さの様に、ほんの短い間でも逢いたいのにあなたは逢わずに、一生を過ごせと言うのでしょうか。
 
うん。これ、連載で使ってみたいな。別れ話にではないけど。
とても上手くできた歌だし、使わせてみたいな。

木の葉天狗

通常、トビの様な姿。
山で作った薪を売ったり登山者の荷物を代わりに背負う等して、他の天狗が物を買う資金を集める。
天狗の中でもかなり地位が低いが、変化能力と多少の神通力は持つ。小天狗に分類される。
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