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鵜呑みにしない


話題:歴史創作

ゲーム遙か3では『良い人』な梶原景時ですが……世間一般のイメージは非常に悪い。
現在にも『梶原』という言葉が『毛虫』とか『嫌われ者』を意味する程に悪い。
そうと言うのも、『義経を陥れる大悪人」のイメージが強かったり、景時は讒言ばかりして鎌倉の御家人に嫌われたとかのエピソードが原因だと思われる。
 
櫻月が初めて源平関連の書籍で読んだのは、義経を主人公とする『義経記』だったんですけど……正直、読んだ後は『梶原景時大嫌い』になりましたよえぇ。
それも無理からぬ話でして、義経記に限らず景時は敵役として描写される事が非常に多いんですね。
こそこそと頼朝の機嫌とったり人の評価を落としたりとセコい野郎だなこのクソ野郎!そんな印象になるように書かれてますよえぇ。
だってその方が義経が引き立つし。
義経大活躍→でも頼朝の評価は景時情報が諜報されてて義経好き勝手しまくりでダメ!→面白がり大天狗クソ狸の後白河が色々分かってて官位やった→哀れ義経は敬愛し続けた頼朝に追われる身!
この後の逃亡エピソードも静御前の『しずよしず』の話とか良い話に困らない義経のこの哀れさ加減から『判官贔屓』なんて言葉ができるほどの人気ですから。
その義経のエピソードをより印象付けるうえで『悪役』景時は非常に役立つんですよね。
時代が進んでからは単純な判官贔屓をよしとせず、『頼朝のために進んで憎まれ役を買っていた』という景時擁護論が出たり、義経の政治面での無能さが指摘されるようになってきて、一方景時は頼朝の武家政権の確立のために進んで憎まれ役を買った、善人とは言えないけど、優れた官僚的な人物であると評価されるようにもなりましたし、歌舞伎『梶原平三誉石切』のように、善人として描かれる作品もできていきましたけど、やはり世間のイメージは悪い。
 
『創作』と言うのは面白くあるべきで、テレビドラマとかはその最たるもの。
やっぱり義経を上げて景時を落とすものが多い。
それと同じく、人物の一面のみを押し出しまくってるものは案外多いものです。
もしテレビや小説などで歴史に興味を持ったら、それをそのまま鵜呑みにするのでなく、是非ご自分で人物について調べてみて下さい。
考えが変わるかもしれません。
 
よく○○ってゲームは、アニメは、歴史上の人物を侮辱してる!なんて間の抜けた見当違いな事を言ってる人をネット上に見かけますが、創作を鵜呑みにして正しい理解をできないままでいるのは勿体無いですね。
歴史はどうしたって古くなり、人々の記憶から薄れていくもの。
それを効率よく防ぐのが創作。面白い、は人の脳によく残りますからね。
だから創作はある意味歴史を大切にしてるとも、守っているとも言える。コテコテの専門書になんて興味持てませんよね?

問題は受け取る側。
今の世の中情報は簡単に手に入るんです。大した労力でもないのだから、調べてみて下さい。
創作からある程度の興味と前情報がある分、きっと何もないまま調べるよりも分かりやすく面白いですから。

大天狗

大天狗

鼻が高く、より強い神通力をもつ天狗。
修験者の驕り高ぶった者が死後になるとも言われる。
山伏姿に高下駄の出で立ち。

牛若丸が鞍馬山で剣術を習ったのも大天狗と言われる。

遙かだと鬼だけどね

モバト見てたら

寝れなくてモバト流し読みしてたらこんなん見付けた
最低っすね
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