スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

Fお久し振りついでにグラス越しの青空はいかがですか。

こんにちは、生きるうんここと
わっしょいです。
夏祭りに露店でよく売ってある
熱々のフランクフルトを
おっかなびっくり頬張る√が
凄く見たいです。
リンゴ飴舐めてて口や手がベタベタに
なっちゃうロマーノや
パクッと一口で頬張ったたこ焼が
めちゃくちゃ熱くて
涙目になっちゃう
カナダさんもしかり。

全てキモヲタセレクトのせいてきな視点で
お送りしています\^0^/サーセン

今年はろくに夏祭りなんぞ
行けていないので今更ながら
夏祭り不足が爆発しそうです。
はしゃぎまくって
大いに浴衣を
はだけさせるメリカとか
露店で汗だくになりながら
焼そば作ってる親分とか
そこらの茂みで
浴衣セクスにいそしむ
ドーヴァーが深刻な不足を
迎えております。
私の夏は…
まだ始まったばかりだ…!

ところで先日ぬるっと
ブログの内装を
変えてみました\^0^/
デザインが可愛くて可愛くてしょうがなくないですかもうマジでこんなドーヴァードーヴァーしいデザインあっただなんて【中略】あとこのデザインがタイトル振り分けだったので、
今までよりもちょっとは
ブログも見やすくは
なったかなぁ、と。

機械に嫌われている故に未だに
エムブロの機能をイマイチ
使いこなせていません(・ω・`)
そんなんなので
拍手をして下さった方々や
購読者さんがいらっしゃった事を
今まで全く
知りませんでした/^0^\
もう本当にこんなキモヲタブログに
ありがとうございます…!
ガチキモヲタな事しか
書いていないので
購読して頂いたり
拍手頂いたりすると何だか
申し訳なくもめちゃくちゃ
嬉しいです^///^`
むしろお友達になりたいとか
そんな…!!<●>///<●>

とにもかくにも
こんなキモヲタブログに
足を運んで下さる皆様に
最上級の感謝の意を。

そしてこの後は前の記事に
ぬるっと書いた
ハロウィン短編ドーヴァーの
続き的なものです。
私が溺愛してやまないコス友様と
私が溺愛ry長谷川さんに
続き楽しみにしてますね、と
言って貰えたのが嬉しくて
頭皮ハゲ散らかしつつも
何とか終結しました。
暇潰しにでもどうぞです。

**********

3日3晩、まるで古城を
溶かし尽くすかのごとく
降り続けた雨粒が
一晩のうちに
その姿を朝露に変え、
まばらに残る雲からは
朝日が差し込み、
雨続きの憂鬱な
長い長い夜が明けました。


朝日が古びたガラスを
金色に染めると、
吸血鬼の肩やまつげに
光の粒子が降り積もります。

その気配にくすぐられ、
ゆっくりと目を開けた吸血鬼が
視界の端に何か見慣れない物を
捉えました。

眠気の消えないまぶたを
軽くこすり、
改めてまじまじと眺めたそれは
幾粒かのリンゴンベリー。
吸血鬼の住む城の森の近くに
自生しているビロード色のそれは、
光を浴びて宝石のように
輝いていました。


一体誰がこんな所に。
まさか、…いや、そんなまさか。


ほんの僅かに期待の色が差した
吸血鬼の顔に、すぐにまた
自らへの戒めを込めた
暗い影が宿ります。

あいつらが、俺に今更こんな事
してくれる訳ないだろ?
あいつらが俺を
こんなボロい城に追いやってから
何年経ったと思っている。
あいつらは一度だって
俺に頭を下げるなんて事も
俺の安否を気遣うなんて事も、
してくれなかったじゃないか。


一度だって、
弟と会う事を許しては
くれなかったじゃないか。


吸血鬼の頭の中で、
「あいつら」の顔が次々と
浮かんでは消えてゆきます。

吸血鬼の住む城の天の端、
吸血鬼が寝起きする
屋根裏部屋の窓から
切り取れるような小さな村に
住んでいる「あいつら」。
吸血鬼の言う「あいつら」
とはつまり、
村人達の事を指していました。

吸血鬼と村人達はつい最近までは、
冗談を言い合ったり
酒を一緒に
飲み合えていた仲でした。
小麦畑で一緒に汗を流したり、
つまらない事で取っ組み合いの
ケンカをしたり。

村祭りの日は村人皆で
着飾って火を囲み、
村人の誰かが亡くなった日は
村人総出でその死を悼みました。

吸血鬼はかつては
弟と2人暮らしだった為か、
よく村の人達に
食べ物を分けてもらったり
弟の衣服を譲ってもらったりも
していました。


決して裕福ではないけれど、
満たされた生活が
そこにはありました。


男が吸血鬼にさえ
成り果てなければ、
その日々は永く永く
紡がれていくはずでした。

目を閉じれば
はっきりと浮かんでくる
村の情景、人々の温かさ、弟の顔。

平穏で幸せな毎日は、
男が吸血鬼へと
変貌を遂げたその日から
望まずとも過去形へと
形を変えて、
容赦なく吸血鬼を光のない淵へ
突き落とします。


あんなに仲良くしていたのに、

ただ人より爪や歯が
鋭くなってしまっただけなのに、

中身は変わっていないのに、

人なんて、喰わないのに。

理不尽に傷つけられた哀しみは、
それを受け止めてくれる
誰かを求めて涙となり、
叫び声となり、
夜な夜な森を揺らしては
村人達を震えあがらせました。

それから村人達は、
誰ひとりとして
森に近付かなくなりました。

勿論それは吸血鬼の弟とて
例外ではなく、男が吸血鬼と
成り果ててしまったその日から
吸血鬼がいくら願い請うても、
吸血鬼は弟と会う事すら
許してはもらえませんでした。


あいつは元気にしているだろうか。

わんぱくで寝相が悪いから、
怪我をしたり
風邪を引いてなければ
いいのだけれど。

村人達には良くして貰って
いるだろうか。

夜、怖い絵本で泣いたりは
していないだろうか。

背はどのくらい
伸びたのだろうか。


俺の事を、今でも忘れずにいて
くれているのだろうか。


もしかしたら、もう俺の事なんて
忘れてしまっているかも
しれないな。

覚えていたとしても、
吸血鬼の弟、という
レッテルを貼らたが故に
俺の事を恨んでいるかも
しれない。


俺が、俺が吸血鬼にさえ
ならなければ。


滲む涙で、赤く歪んで見える
置き人知らずのリンゴンベリーの
そのひと粒を、吸血鬼が何気なく
手に取ろうとすると、
熟れた果肉は吸血鬼の
するどい爪に貫かれて
音もなく弾けました。

その姿が弟と重なり、
吸血鬼の心を締めつけます。

あぁ、俺が触れようと
するものは、
大切にしたいものは、
こうやって皆壊れていくのかな。

俺が、壊してしまうのかな。

いよいよこぼれ落ちそうになる
涙をこらえて、次はそうっと、
そうっとその果実を
持ち上げてみます。

すると、リンゴンベリーは弾ける事も
破れる事もなく吸血鬼の手の上に
鈴のように転がりました。

何だかとても
愛おしいもののように
感じられて、一口で頬張って
しまいたくなる衝動に
駆られるのと同時に
思考の端に疑念が絡みます。

どうしてこんな所に
リンゴンベリーが置かれているんだ?
誰が、何の目的で。
この城には俺と、
ユニコーンや妖精達しか
立ち入らないはずなのに。
まさか毒なんて塗られてや
しないだろうな。

そんな事を思いつつも、
意思とはうらはらに
吸血鬼の喉はリンゴンベリーを
渇望するかのように上下します。

日の光を一身に受けて
美味しそうに熟れたその実は、
甘やかな匂いを放って
まるで吸血鬼を
誘っているようです。


…ひと粒くらいなら。


誘惑に逆らえず、
思わず口にしたリンゴンベリーは
ひどく懐かしい味がしました。

あぁ、俺はこの味を知っている。

まぶたに焼き付いているのは
繋いだ手のひら、
軍手を付けた弟、
台所、赤く煮詰まった鍋、
かごいっぱいのリンゴンベリー。

そうだ、これはあいつが
好きだったベリーだ。

吸血鬼が思いを馳せるのは
あまたある弟との
思い出のひとすくい。

男と弟は、よくきのこや木の実や
リンゴンベリーを摘みに
この森に足を運んだものでした。

木の葉に日が透けるような
薄暗い森の中を、
弟と手を繋いで冒険しては
かごの中を木の実やリンゴンベリーで
いっぱいにしていました。

冒険の帰り道、
疲れきった小さな勇者が
眠りつく先は兄の背中。

宝石のような
リンゴンベリーが詰まった
藤のかごを大事そうに抱える
幼い英雄を背に抱え、
男はふっと空を見上げます。

見上げた先には満天の星空。
それは男の目にも
そのまま映され、
たちまち緑色の双眸に
小さな宇宙が広げられます。

ダイアモンドを砕いて
撒き散らしたら、
こんな感じなのかな。

ぼんやりとそんな事を考える
男の前を、一筋の軌跡が
横切ります。


あぁ、流れ星か。


捉えた刹那に消えたそれを
名残惜しく思いながら、

こいつだったらきっと大喜び
してただろうな。
急いで慌てて、
ヒーローになれますように、
とか早口で星にまくし立てたり
するんだろうな。

背中で寝息をたてる弟に
そっと微笑み、
男は星に祈ります。


こいつとのこんな日々が、
願わくば永く続きますよう、と。


あの時の流れ星には、
俺の願いは聞こえて
いなかったのだろう。

その代わり、弟の願いを
聞き入れてくれたのだろうか。

ヒーローになれますように、と。

あいつはヒーローになれたのかな。
あいつにとってたった1人の
大切な人の「ヒーロー」に。

それすらも俺の都合の良い
幻想だと言うのなら、
それでいいんだ。

でも、もしももう一度だけ
俺に手を差し伸べて
くれるのであれば、
なぁ流れ星、
俺の願いを聞いてくれ。

嫌われていてもいい、

憎まれていてもいい、

どうか俺の最愛のヒーローが、
俺の事を忘れないでいて
くれますよう。

名前も顔も、覚えてくれて
いなくても、良いんだ。

ただあいつが、俺との思い出の
端くれを持っててくれて
いさえすれば。

らしくない?わがまま?
そんなの十分承知だよ。

嘲笑いたけりゃ嘲笑え。
罵りたけりゃ罵れ。

でもその後は、
渋々でもいいんだ、
俺の願いをどうか
聞き入れてくれ。

口の中からリンゴンベリーの甘味が
消えてゆくのを感じながら、
一筋流れた涙を拭って
吸血鬼は立ち上がります。

あぁくそ、背中や腰が痛い。
昨日椅子に座ったまま
寝ちまったせいか。

ぶつぶつひとりごちながら
窓を開けると、明け方の
雨上がりの空には
消えてしまいそうな虹が
かかっていました。

虹を見ながら吸血鬼はふと
思いつきます。


久々に晴れた事だし、
リンゴンベリーでも摘みに行くか。
たくさん摘んでジャムでも作ろう。
テーブルの上に置かれていた
リンゴンベリーのあの量じゃ
ちょっと足りねぇな。
藤のかごはこの城にあったかな。
なけりゃそこらのボウルでも良い。

あいつも好きだった、
リンゴンベリーの真っ赤なジャムを
たくさん作ろう。

久しぶりにスコーンも焼くかな。
リンゴンベリーのジャムを塗ったら
きっと絶品に違いない。


開け放した窓もそのままに、
吸血鬼はボウルを抱えて
屋根裏部屋をあとにします。



背後で自分には見えない誰かが、
静かに微笑みながら
手を振る気配を感じながら。







**********

はい、終結したとか
ほざいておいて
この厨二小説しつこくも
まだ続きます。
すみません本当何かもう書いてて楽しくなっちゃって去年からずっとあっためてきた題材だから本当に以下略

ふっ需要なんざないって
分かっていますとも(^q^)
ですが何とこんな
うんこ小説の続きを楽しみに
して下さっているコス友さん
並びにお気に入りさんが
いらっしゃって私がびっくりですああぁあぁもう本当にありがとうございます土下寝してもしたりませんありがとうございますああぁあぁ頑張りますねぇええ^///^`

Rちゃん、kちゃん、
Hさん、Mさん、Tちゃん!!
本当にありがとう
ございます…!;///;`
もう本当励みになります
大好きです!!(^з^)-☆

そして追記は大好きな
長谷川さんへお返事!
遅くなって申し訳ないです;

ちなみに今日のイラストは秋服連5。

さって仕事終わったら
また小説頑張ろっ!!\^0^/
続きを読む
前の記事へ 次の記事へ