話題:ひとりごと

 一生懸命生きてる人を見ると、羨ましい半面どうしてそんなに頑張ろうと思えるのか、わからなくなる。

 私が何も持ってないからか。私が出来る事を皆が褒めるけれど、技術なんて必要に迫られたらいくらでも身に付くし、私より優れている人はそれこそ星の様にいる。それなのに、どうして私なのか、というのが私には理解が出来ない。

 小さくなって、物の影に隠れて逃げたくなる。私はいません。私なんかいません。だから呼ばないで下さいって。
 路肩の石と変わらない様な存在に、価値を見出ださないで欲しい。私には荷が重い。そんなものを受け止められる器なんか、持ち合わせてない。

 生きてるだけでいい人間なんかいない。生きるからには、何かを成さなければいけない。社会は、世界は、そんなものに溢れ過ぎてて息苦しい。
 私はもっと、他人との関わりを断って、一人でいたい。その方が、苦しくないから。

 どこか、誰も私を知らない世界で、ゴミの様に死にたい。こっちには、縁を持ってしまった人が多すぎる。所縁を絶たなければ、独りには戻れないから。