フラット「……嫌いなもの?」

セージ「そうそう、嫌いなものや怖いものとかない?少しくらい弱点が合った方が可愛いげがあるしさ」

フラット「食事」

セージ「いやいやいやそうじゃなくて。もっと共感できるような弱みとかは無いわけ?」

フラット「……お前は俺の弱み握ってどうするつもりなの?」

セージ「いや弱みを握りたいんじゃなくて、苦手な物とかないのかなーと思って。ただの好奇心」

フラット「苦手な……嫌いなものね……お化け?とか幽霊?」

セージ「うえ?超意外だ」

フラット「殺しても死なないものは嫌いなんだ」

セージ「……はい?」

フラット「だから妖怪とか殺したら死ぬものはどうも思わない」

セージ「つまりは対処方があるものは好き?」

フラット「馬鹿な事言うなよ!そしたら大概の物が好きな博愛者になるだろ!嫌いじゃないってのはイコール好きにはなんねえよ」

セージ「人の思考は完全には理解できないって事はわかった」

フラット「今更だがな」

セージ「あと得るものがなかった」

フラット「人付合いに逐一そんなん求めんな」