紅「ルシアさんってあまり感情を表に出さないタイプなんですか?」

ルシア「は?別にそんな事は無いけど」

紅「でも、貴方の笑ったり怒ったりした場面を見たことがないんですよ」

ルシア「……表に出さないとか、押さえてるわけじゃないってだけ。他人の言動に感情を動かされることがないわけだ……関心が沸かないというか」

紅「納得しました」

ルシア「え」

紅「どうしました?」

ルシア「いや……あっさりした反応で意外だっただけで、深い意味はない」

紅「どっかの誰かも同じ事言ってましたから。そういうドライな人には慣れてますので」

ルシア「愛想を良くする相手なんて身内で十分だ」

紅「普通は逆ですけどね」

ルシア「なんで」

紅「いや、円滑な人付合いとかあるじゃないですか」

ルシア「は?」

紅「ああもうこれだから一般から掛け離れた人は話が噛み合わないー!」

ルシア「所で今は褒められてるの、けなされてるの?」

紅「……どちらでもないですね」