セージ「なんで先週言葉のドッジボール繰り広げちゃったの……」
ルシア「なにそれ初めて聞いた」
セージ「普通会話って、言葉のキャッチボールって言うじゃん?それがドッジボール……噛み合わない言葉の応酬ってことだったと思う」
ルシア「どっじ……ああ!思い出した。敵の首から上に球をぶつけ続ける遊……」
セージ「待ったちょっと待った!!首から上は無効なんだけど!当てても無意味!」
ルシア「えっ……だからずっと当てて遊べるって教わったんだけど……」
セージ「えっ」
ルシア「うわあ流石フラット!着眼点が違うよね!」
セージ「違う着眼点とかそんなんじゃないって!もっとねじ曲がったダークさが滲んでるから!ってフラット!?」
ルシア「おうともさー。フラット可愛いよフラット。弟は儚くて脆くて繊細なので大切に可愛がりましょう」
セージ「神経図太くて超俺様でふてぶてしいイメージしか湧かないんだけど」
ルシア「……お前にも下の子が居ればわかっただろうに」
セージ「確かに一人っ子だけどもさ。村の子供達が弟や妹みたいなもんだったぞ」
ルシア「……」
セージ「……何」
ルシア「他所の子を妹や弟と思い込むなんて余程重症だよね」
セージ「ちっがうわあああ!!何でそうなるんだ!重症なのはお前だろうが!」
ルシア「ああ、これが言葉のドッジボール!」
セージ「いやそれは何か違う!」