アーク「前から思ってたんだけどリュセハさんは字が綺麗だよね」

リュセハ「?そうなのか、よく解らんのだが」

フラット「綺麗だな。少なくともセージより断然」

セージ「悪かったな!どうせ字は汚いし書ける単語も少ないさ」

フラット「汚すぎて暗号にしか見えない」

セージ「そこまで言うか」

アーク「ここまで読み書き出来るとはねぇ。誰に教えて貰ったの?」

リュセハ「グ……先生だ」

セージ「ぐ?」

リュセハ「先生の時は先生と呼ぶんだ。じゃないと怒られた」

アーク「それにしても立派な先生だったんだね。普通書けなくていい字までしっかり教えてくれてるよ」

リュセハ「えっ、騙された……!?」

アーク「何に!?」

リュセハ「これくらい書けないと恥ずかしいって……」

フラット「書けて困るもんでもないがな」

セージ「う……オレはさっぱりだ。名前が書ければそんな困らないと思ってたんだけど」

アーク「使う機会がなければまあそうなんだけどね」

フラット「俺はセージの字は機密文書にでも使えると思う、誰も解読出来ない!あ、でも宛先の奴も読めないか。セージ分裂とか出来ない?差出側と宛先に……」

セージ「もうオレの字いじるの止めてええ!?小っさい農村の村人をいじめないで!」

アーク「教育からすると、もしかするとリュセハさんは良家の出なのかな?」

リュセハ「両手の毛?がなんだって?」

アーク「うん、何でもないよ」