フラット「あのさ」

ルシア「なにかな?」

フラット「泊まりに来いって言うのは……まあこの際よしとして。なんでお前の部屋で寝ないといけないわけ?」

ルシア「……親睦を深めるため、とか」

フラット「深いわ既に!違うそうじゃない、俺が聞きたいのは何故お前のベッドで添い寝しなきゃならんのかって事だよ!」

ルシア「だっておっきいから二人でも余裕で寝れるよ?寝返りだって出来るよ?ほら枕だってこんなに」

フラット「ぼろい布団とかでいいから別途用意しろ」

ルシア「え、布団ってあれでしょ。地べたに寝るための物でしょ?」

フラット「地面近い方が安心できるだろ」

ルシア「ここ結構上の階だよ」

フラット「そういう意味じゃない」

ルシア「大体安心できるって、お兄ちゃんと一緒の方が安心できるでしょ!地面なんかに負けない安心感あるよ!!」

フラット「ねえよ。むしろ出来ねぇよ」

ルシア「……む、昔は私が居ないと寝付けなかったのにぃ……!」

フラット「ない!!!そんな事なかった!!!!!」

ルシア「それに違う部屋に泊まったら夜中に……げほっ!?」

フラット「……あ。やっちまった……。まあいいや、客間借りよう」