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カフンガー

コール「へぷしゃあっ!ぷしゅっ!」

セージ「えーとその症状は見るからにくしゃみであると分かるんですが、その音は何なんですか?」

コール「いやあ花粉症でね、僕は。……ずぷぁっ」

セージ「それは辛いでしょうね……答えになっていませんけど」

コール「辛いよ、……うん。何が辛いって外に出られないことが辛いね、一番。春は目覚めの季節だからね、出てくるのにさ、動物が。たくさん。それなのに洗礼を浴びちゃうんだよ、出ると!花粉に!」

セージ「はあ……。コールさん小動物好きですもんね」

コール「小動物ハンターだよ、自称だけどね。ちなみにハンターっていうのは狩るって意味じゃなくて、語呂がいいから使ってるだけで、小動物を愛でるだけだからね。安心してね」

セージ「特に心配はしてませんでしたけどね。十分目の当たりにしたので。しかし今日はよく喋りますねー」

コール「出られないからね、外に。出ても苦しいし。お喋りくらいしか出来ないからね、この季節は。兎色は喜んでるみたいだけど」

セージ「それはコールさんが小動物を探してすぐ失踪するからですよ」

コール「僕のライフワークは止められないよ?小動物はいいよー、可愛いしふわふわだしちょこまかするしなんと言っても仕草がね、癒されるし。仕草と言ってもエサを食べる仕草眠たがってる仕草眠っているときの仕草寝ぼけた時の……」

セージ「済みませーんそれ長くなりそうなので遠慮します」

コール「え、まだ耳と尻尾の話が……」

セージ「勘弁してください」

コール「ちなみにくしゃみに関する質問だけれど、バラエティに富みたかったんだよ、くしゃみのね。ほら、ただでさえ迷惑だろう、くしゃみ。だからせめて変なくしゃみで場を和ませようと……」

セージ「今更!?」
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