祖母との2024初の映画はオペレーション・フォーチュンでした。やばい兵器が闇取引されるのでそれを阻止するスパイ映画としてはシンプルな粗筋。それからステイサム主演、ガイ・リッチーが監督の映画と言う事で観る前から間違いがない一作です。間違いはなかったし、面白かったのですが、王道とも言えますし、可もなく不可もなく新鮮味がないとも言えます。今回、そんなにガイ・リッチーがガイ・リッチーしてなかった気がします。会話のやり取りは相変わらず好きです。いちいち好き。一生会話してて。キャラは優秀でテンポも良く、飽きる事なく、観れるのですが、それ故に緊張感が不足してる気がします。ステイサムが居る時点でピンチになる筈がないし、負けるなんて絶対に有り得ないので、最早、ステイサムで緊張感を出す方が難しいかもしれませんが。でも、優秀でも即席なメンバーに文句を言っていたステイサムですが、任務でステイサムだけがやらかしてたのは面白かった。味方がマジで優秀過ぎた。ヒュー・グラントが小物感がある悪役かと思いきや、それだけでは終わらないキャラになってたのは良かったですね。年を重ねて何なら今の方が格好良いかもしれないヒュー・グラント。年齢を理由にロマコメは引退すると言ってましたが、まだまだ全然行けると思うと言うか今作である意味ロマコメしてたのは笑った。


それから1人で哭悲を観ました。観てないですが、ほぼほぼ内容を知っていまして、これを祖母と観る訳にもいかないので1人で観ました。とあるウイルスにより、感染した人間が欲望と暴力を抑制出来なくなり、阿鼻叫喚の地獄絵図と化す話題となったグロ映画です。凄く話題になってたんですよね。それだけにちょっと気になってましたが、気分とか気持ちとか後はグロは観ますが、グロが決して好きな訳ではないので、そこに焦点を置かれると気になりはするものの中々観れずに居るのが私です。まあ、配信されてるならと観ました。最初のグロが聞いていて想像したよりもグッチャアとしていたので、思わずこちらも顔をグッチャアとさせながら見てました。聞いていた限りだと、ジャブを打つならそれくらいと油断して観てみたらこの有り様。その後、直ぐに私の苦手な首への殺傷をするものだから序盤だと言うのに滅茶苦茶引きました。一段落するまでずっと顔を顰めてた。ド偉い映画を正月から観てしまったと。勿論、それが序盤なのでその後も血腥い光景がずっと続きます。ずっと続きますが、後半よりは前半の方がグロの勢いとしては凄かった気がします。慣れなのでしょうか。人数の問題もあったかもしれない。途中でコメディにも見えなくはなかったのですが、それは製作側の意図なのかあまりの光景に私の頭がバグったのかは定かではない。間違いなくグロいですし、やる事なす事、全て酷いのですが、意外にそこは見せないのかと思ってしまったりする部分もありました。これに関しては私がやばいかもしれない。エログロでもあるっちゃああるのですが、グロが勝り過ぎててエロが死んでると言うかあんな状況でエロを入れられても興奮しないと言うか最早、エロではないと言うか。好きな人は居るかもしれませんが、かなり極一部の選ばれし特殊な訓練を受けた猛者の変態だけですね。変態には変態を。この映画で眼×姦と言うワードを知りました。知らなくても良かった。ウイルスに感染した人間は罪悪感は残ったままで、残虐な行為を行いながらも涙を流すと言う精神的にきつい設定がありますが、この設定がイマイチ活かせ切れてないと言うか蛇足感が否めないです。時折、涙を流すシーンは挿入されるのですが、基本的に涙より血が流れてるので、この人達も苦しみながら人を傷付けているんだなと哀れむ隙がない。活きたのは敢えて言うなら最後のシーンくらいかなとは思いますが、どうせならもっと主要人物を増やしてドラマを展開してその設定を活かしてほしかった。ただ、大体100分位の丁度良い長さでグロに全振りした話なんてあってない様な映画なので、そんな事はしなくても良いっちゃあ良いのでそうなるとやはり蛇足と感じざるを得ない。御勧めはしない!正月にも観てはいけません!グロが好きな人と地獄を見る覚悟がある人と変態だけが観たら良い!この映画の撮影の為に地下鉄に許可を取りに行ったそうですが、内容が内容なので断固拒否された裏話は好き。


今日、年賀状を出しました。遅れてしまい申し訳ないです。今年もよろしくお願いします。



(詳録240118)