梅雨が明けて毎日暑くなりそうですね。8月に入る前ですが、もうすでにダウンしてます。夏生まれなのに、夏は苦手

前回の忍足と岳人の話からちょっぴり続いてます。



氷帝レギュラー陣三年生組は、忍足の良き理解者の集まりなんだと思います。
そこで一、二を争そうのは跡部と岳人で、その次が慈郎、宍戸滝は並立しているくらいかなと。

岳人はダブルスパートナーだからと言うのもあって勿論なんですけど、跡部はテニス部全体を見ているしレギュラー陣も当たり前にしっかり見ているので、忍足の理解者。と言うよりは氷帝の理解者といったビッグな感じだと思います。

跡部はどんなに細かいことでも見逃さない程の洞察力は当たり前のように身につけていて、
少しの変化にも気づいてしまう、神経質なところもあるんじゃないかなと。

なんだか当然のことを書いている気分ですが、跡部は無意識で他人の変化を見てしまい、でもそれが大して今後に影響が無いようならこれも無意識に記憶中枢の片隅にそっと移動させているのだと思います。
記憶から消すとかはとんでもなく、これがいつかなにかと結びつくかもしれないと、無意識で頭が動いているのだと思います。

だから跡部はどんなに前の些細な事でも、鮮明に覚えているのだと思います。
ああじゃなかったか?いやこうだろ。と、仲間が話していたらサラッと本当の事も言って、跡部すげー!良く覚えてるな!って言われるような人間だと思います。


話は逸れましたが、そんな跡部だから忍足の事は良く解っていて、でも全く首を突っ込んでこないだけなのだと思います。本当に相手が限界の時にだけサラッと、スマートに、助けるのだろうと。

その点が跡部と岳人との違いで、岳人はやや鈍感ではありますが忍足の事を気にかけているならいいなと思います。
気づいたらすぐ口にしちゃう真っ直ぐな性格だから、忍足からなにかを感じた時、
「侑士なんかあった?元気なくね?」と言うんです。
当の忍足はいつもながら人に頼れない、心がサナギのような奴なので
「そんな事ないで。岳人は元気そやなぁ」よかったわ。とでも言っているような優しい笑顔を見せるのですけど、こんなもんはただの忍足の顔に張り付いた笑顔の仮面でしかなく、それを岳人も解っているから少し心が痛むんです。
けれど忍足はその一言で内心凄く救われていて、岳人もそれを解ってるから深く関与はせず、そういえばさ〜と、全く違う話に変えてくれるのだと思います。

なんの話にしろ、人と話す事で少し気持ちが軽くなったりするじゃないですか。
そんな感じで他愛もない話をしているうちに忍足の曇りだった気持ちも晴れていってるといいなと思います。
「岳人はええヤツやなぁ」と、会話をしている最中にふと忍足が言うのですが、それに対して岳人は
「は?なに言ってんだよ急に!」くらいで返事して、
岳人様だぜ?当たり前だろー!ってニカっと笑ってくれてるといいなと思います。



完全に私が忍岳を推しておるだけのお話でした。慈郎宍戸あたりも気づいても忍足に大して関与はしないのだろうなと思います。黙ってるけど解ってる、そんな感じです。