世迷いごと

手を離したのは
私なのだから
後悔など、しておりません

そう、していていないのです。

だから、貴方が誰と居ようが
関係ないと、

そう、思います。

思いたいです。

けれど、貴方は私の胸に
爪を立て消えない傷を残して行きました

嗚呼、なんと甘美なのでしょうね
満足ですか?
満足でしょう?

なんて、呟くほどに
貴方は……