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世迷いごと

手を離したのは
私なのだから
後悔など、しておりません

そう、していていないのです。

だから、貴方が誰と居ようが
関係ないと、

そう、思います。

思いたいです。

けれど、貴方は私の胸に
爪を立て消えない傷を残して行きました

嗚呼、なんと甘美なのでしょうね
満足ですか?
満足でしょう?

なんて、呟くほどに
貴方は……

午前様

脳内は
ふわふわの微睡み

ただ眼だけは冴えて

午前4時

窓越しに
微かな空の白さを感じて

暗闇に蹲る

おやすみなさい

おやすみなさい

ゆっくりと瞼を下ろして

再び開ける

携帯端末に手を伸ばして

気まぐれな更新を確認。

らしいなぁ、なんて

感想をこぼして

端末を放り投げ

今度こそ、本当に

おやすみなさい

無思考

瞼を閉じて

一瞬、呼吸を止めるの

どうして居るのか
分からない

くだらない考えを
打ち砕いて

フォーカスを今にあてる

ほら、喧騒が帰ってきたら
するべきことを
始めましょう

笑顔を浮かべて

他人様に相対して

さあ、ひと月すれば

数枚の紙幣に

なんて、なんて、くだらない

この喧騒に
心が荒む

泡沫の呟き


人は、本当に愛していれば、
かえって愛の言葉など
白々しくて
言いたくなくなるものでございます

そう、太宰治は言ったそうです。

私にとって
言葉を紡ぐことは
今となっては困難なことで
出来れば天から降るまでは
触れたくもないのだけど

それでも、と
貴方が望むならば
一言だけ





















私が居なければ
息も出来なくなってしまえ

安心枕

きっと、そんなもの
今、ベッドに横たわる
羽毛ふとん
これが無いと眠れないの
だから、
夏には出来るだけ
薄着をして
なんだったら
全裸だって構わない(笑)

冬にはくるまって

眠りにつく

けれど、最近
そんな安心を
私に与えてくれはしない
精神は摩耗して
言葉にならない感情は
ただ無意味な唸りと化す

貪るように
貴方の言葉を飲んで
ただ、ただ
穴を埋める自慰に耽るの

「いや」
「行かないで」

貴方が行ってしまいそうで
それしか言葉にならなくて
幼い私に巧みな言葉は
授けられない

だから
今日も、安心枕に
埋もれて眠る
それが唯一の救いのように
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