よせばいいのに、午後から放映40周年記念だかでやっていた『南極物語』を観てしまった。
泣きっぱなし。最初っから最後まで。

繋がれたまま首輪抜け出来ないで飢えて死んだ犬が半分。

首輪抜け出来たり、鎖が切れたりして自由になった犬が半分。

けれど南極の冬は残酷なまでに厳しく、生き残ったのはタロとジロだけ。

この映画、35年前くらいに観ました。たぶんTVで。
その時も悲しくて可哀想で号泣。
そして今日もまた号泣。
可哀想に。
可哀想に。
人間が好きで、信じてついてきたのに。

実はこれよりも前に、南極大陸に残された犬もいるんです。
『やまとゆきはら』という小学生向けの絵本があるのですが、娘が小学生時代に図書室で借りて来て知りました。

日本は国土が小さくて、どうにかして大きな国になりたかったんですね。

南極大陸を目指して、そこに日の丸の旗を立てて来たんです。
船で行ったのですが、犬ぞりの犬を、やはり置き去りにして来たんです。
繋いでは来なかったのですが。

人間もすぐ死ぬような過酷な環境です。しかも今よりもずっと防寒着も防寒用品も何も無い時代。
分からなくもないのですが、やはりわからない。
生き物を、体温の通う生き物を、なんて酷いことをしたんだろうと。

そして12年前、また同じ事が起きました。
今度は日本国内で。
吹雪もマイナス30℃も無いところで。

繋がれたまま餓死した犬がいたんです。
犬だけじゃなく、猫も。小鳥も。牛も。たくさん。

本当にもう、こんな悲劇は起きてほしく無い。
私は動物好きですが、別に普通の人間です。
何故こんなにつらいのでしょうか。
もしかしたら、餓死した動物の前世があったのでしょうか。

人類は、必ずいつか天罰が下ると思います。
仕方がありません。
それでも、これまでの私は幸せで、恵まれていたと思います。