入学式の季節

自分の子ども達が当事者の頃は、緊張と不安ばかりが大きくてあまり感じなかったのですけれど、入学式とは重要な節目の行事ですね。
って何をいまさら言ってるんですかね私は。

私は娘がピカピカの一年生で初登校した日をとても鮮明に憶えています。
幼稚園と違って、子供達だけでの登校。
行ってらっしゃいと言って送り出し、登校班の列に加わって、すうっと歩き出して行きました。
その歩き方はゆっくりで、すぐに追いつきそうなのですが、もう触れてはいけない別世界という感じ。
一列に並んでゆっくり歩いて行く後ろ姿を見送って、胸が苦しくなりました。

ああ遠ざかって行くと。
自分の足で歩き出す年になったんだ。
頑張るんだよ。

子供が何かを成し遂げる時、嬉しいと同時に必ず寂しさがありました。

人はいつ人の親になるんでしょう。私は親として娘や息子に指導してやる立場にいながら、何一つまともに教えて来なかったのです。
娘と息子がまともに育ったとしたら、それは学校や友達に恵まれ、社会生活から自力で学び取ってきたからなのですよ。
私には子供達を可愛いと思う気持ちしかなかった。

子育てって、なんと危うく難しいものなのか。

そして嬉しく楽しいものなのか(笑)

入学式を迎える皆さん、迎えた皆さん、おめでとうございます。
桜は駆け足で過ぎてしまい、入学式に満開とはいかなくて残念でしたが、その他の花がどんどこ咲いています。今日は道端で撫子を見ましたよ。

入学式や卒業式は、親にとっても晴れの日です。
私にもいくつも思い出があります。
女の人生の一番幸せな時代だと言われるのも納得できる気がします。


月日は流れ、子供は大人になりました。
もうそんな感傷的な事は言ってらません。
とりあえず娘も息子も部屋の掃除をして欲しいです。
まともに指導して来なかった私にも責任がありますその通りです。
しかし、成人したいい大人が掃除できないのはおかしい。
本人もわかっている模様です。
掃除して、仕事もちゃんとするまともな人になってくれ。
頼みます。

詰め替えて思案

先日、液体洗剤の詰め替えをしていてフト思ったのですが、この詰め替え文化が定着したのってこの20数年間の事ですよね。
素晴らしい事ですね。
ゴミ問題などのエコ的な理由もそうなのですが、もちろん経済的にも良い習慣だと思います。

と同時に、自分も含めて100円でも10円でも安い方に行く今の日本人に、ちょっとうすら寒い気持ちになるのも事実です。見方を変えれば。

誤解を恐れずに言えば、未だに一定数居ると思うんですよ。
詰め替え商品を買わないという人が。
詰め替えした経験が無いという人が。

うそだー。いないよそんな人。

私もそう思いたいですが、絶対にいると思います。
根拠は何もありませんが。

前に娘が
「ストロング系の、安くてアルコール度数の高いお酒が流行っているのは、不景気な証拠なんだそうだよ。そこから始まるらしい」
と言っていました。

何にお金をかけて、何にかけないかを私たちは常に選択していかなければなりません。
どうしても削れない費用が最優先。
それ以外はどんどんランクを下げてゆくか、再利用、中古品利用、できるだけお金をかけない方法を探す。
フリマアプリが大躍進したり、リフォームや手作りをする人が急増したり、とにかく新しい物が売れない。
若者の車離れというか、免許離れも不景気の表れです。

どうなってしまうのでしょう。
どうしてみんなこんなに貧しいのでしょう。
私だけか?(笑)

詰め替えは良い事です。定着したのはキチンとした人がたくさんいるからです。
でも、すごいと思うと同時になんだかうっすら不安になってくるのでした。
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