自分の子ども達が当事者の頃は、緊張と不安ばかりが大きくてあまり感じなかったのですけれど、入学式とは重要な節目の行事ですね。
って何をいまさら言ってるんですかね私は。
私は娘がピカピカの一年生で初登校した日をとても鮮明に憶えています。
幼稚園と違って、子供達だけでの登校。
行ってらっしゃいと言って送り出し、登校班の列に加わって、すうっと歩き出して行きました。
その歩き方はゆっくりで、すぐに追いつきそうなのですが、もう触れてはいけない別世界という感じ。
一列に並んでゆっくり歩いて行く後ろ姿を見送って、胸が苦しくなりました。
ああ遠ざかって行くと。
自分の足で歩き出す年になったんだ。
頑張るんだよ。
子供が何かを成し遂げる時、嬉しいと同時に必ず寂しさがありました。
人はいつ人の親になるんでしょう。私は親として娘や息子に指導してやる立場にいながら、何一つまともに教えて来なかったのです。
娘と息子がまともに育ったとしたら、それは学校や友達に恵まれ、社会生活から自力で学び取ってきたからなのですよ。
私には子供達を可愛いと思う気持ちしかなかった。
子育てって、なんと危うく難しいものなのか。
そして嬉しく楽しいものなのか(笑)
入学式を迎える皆さん、迎えた皆さん、おめでとうございます。
桜は駆け足で過ぎてしまい、入学式に満開とはいかなくて残念でしたが、その他の花がどんどこ咲いています。今日は道端で撫子を見ましたよ。
入学式や卒業式は、親にとっても晴れの日です。
私にもいくつも思い出があります。
女の人生の一番幸せな時代だと言われるのも納得できる気がします。
月日は流れ、子供は大人になりました。
もうそんな感傷的な事は言ってらません。
とりあえず娘も息子も部屋の掃除をして欲しいです。
まともに指導して来なかった私にも責任がありますその通りです。
しかし、成人したいい大人が掃除できないのはおかしい。
本人もわかっている模様です。
掃除して、仕事もちゃんとするまともな人になってくれ。
頼みます。