月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也…云々。

真を探し旅するは、人生そのもの、快楽に漂流するは自滅をもたらし、白瀑の滝壺に落ちると同じ。

我が心根を見つめ、いかにあるか天主に訊ね、教えを請い、我が悪しき処をも全て委ね手を差し伸べ導きを願う。

さらば、小さな小舟
とて、濁流を抜け、安寧なる彼岸に着くべし。