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愛のない。


「んっ、だめっ、」

いやらしく漏れる声が
隣の部屋から聞こえた。

こんな壁薄かったっけ?

「きもちい?」
「あぁ、んっ、きもちぃっ、」

隣の人って確か、女の人2人で暮らしてたよな?
まさか、彼氏でも連れ込んでるのかな?

まぁ、なんでもいいや。

とりあえず声が聞こえるから
外に行こう。


暑い

暑くてしにそう( 'ω' )
なんでこんな暑いの?まだ春だよ?

切る。 微グロ

君は犬みたいに待ってくれるけど
猫みたいに気まぐれで。
寝とくわーって連絡よこした癖に
家に帰ると起きて待っててくれたり。

風呂?ご飯?

そんな問いかけが来るのが好きで、
でも、まさか、無くなるなんて思わなかった。
「もう、いい、由奈のばか。」

君は泣きながら僕のことを怒った。
泣きながら必要な荷物を詰め込んでる姿を
ただ、ぼっーと見つめていた。

「なんで、とめないのよ。じゃね、大嫌い」

潤んだ目で最後の涙を零すまいと必死に
堪えてはらった暴言さえも耳に届かず。

数秒後、部屋に響いたように君の声がやっと
耳に脳に伝わり、僕は涙を流した。

­君が、怒ったのは
きっと、浮気と勘違いしたから。

僕は君しか見てなかったのに。

麻痺した脳が司令した。
要らないものは捨ててしまおう。

そう、永遠の愛を誓いたかった。
この指輪を嵌める指も要らない。

僕は包丁を振り下ろす。
骨が砕けない。血しぶきだけが飛び散る。
神経が切れ痛覚が消えた時、指の切断に成功した。

エプロン姿2

あいが朝起きた。
俺の朝食を作るために。

顔を洗って、エプロンをして
8時に始まる俺たちの朝。

9時にはあいが仕事に行く。

だからあいが作る朝食を食べて
同じ時間に歯磨きもする。
できるだけ共有したい。あいの見てる世界を。

8時半、着替えてあいは化粧を始める。
15分で終わり。

8時45分。

いってらっしゃいのキスをする。

9時、もう1度寝る。
あいの居ない布団は広くて静かで淋しい。

エプロン姿

朝起きたら
顔を洗い目を覚ます。
顔を洗ったら
エプロンをする
エプロンをしたら朝ご飯を作る。

一年前では1人分のご飯を作るだけだったから
パンを焼くだけ、納豆ご飯、昨日の残り。

今は違う。
たったひとり、やっと愛してくれる人が居るの。

夜勤なのに朝起きて一緒に起きて
あんまり美味しくないはずのご飯を食べてくれる。

「おはよー。あい。」
「ん、おはよう。薫」

寝ぼけてる薫が可愛い。
寝癖と着崩れた服。

「今日はベーコンとスクランブルエッグか?」
「うん」
「芳ばしい匂いにつられてきたよ」

きっと、焼いてる音で起きたんだな。
薫は眠りは浅い方。

「あいの手料理は美味しいから好き。味付けも俺好みだし。」


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