俳優の鈴木亮平が主演するドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』が、TBSの7月期日曜劇場枠で放送される。これまで同枠の[天皇の料理番][テセウスの船]で重要な役を演じてきた亮平君が、今作で満を持して“日曜劇場初主演”を飾る。
本作は、都知事の命で新設された「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチームが、重大事故、災害、事件の現場に勇猛果敢に飛び込んでいくさまを描く医療ドラマ。“MER”とはモバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、彼らは最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌・ERカーで現場に駆け付け、負傷者にいち早く処置を施していく。“一人も死者を出さないこと”が、彼らに課されたミッションとなる。
今作で日曜劇場初主演を務める鈴木亮平は、「待っているだけじゃ、救えない命がある」という強い信念で、大事故や事件に巻き込まれ命の危機に瀕する重篤患者を救うため、自らの命の危険を顧みず危険な現場に飛び込んでいく勇猛果敢なチームリーダーのスーパー救命救急医・喜多見幸太(きたみこうた)役で出演。専門的で高度なオぺのシーンにも挑む。喜多見は、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで駆けつけ、瀕死の患者を救うために奔走する。ストーリーの展開と並走して、壮絶な覚悟と救命への執念を持つに至った喜多見の過去も描かれていく。
今作の見どころの一つである「本格的な救命医療」をリアルに再現するべく、専門的で高度なオぺのシーンに挑み、大型バスの多重事故やトンネル崩落など、破格のスケールのエピソードを繰り広げる。
なおERカーはドラマ内にのみ登場する架空の車両で、8t車を6カ月かけて改造したもの。現実には存在しない架空の設定の車両だが、ドラマを監修する現役の救命救急医たちが、「もし本当にあったら“救急医療の理想”」だという特殊車両だ。今もなお、患者のため新型コロナウイルスとの闘いを続ける献身的で勇気ある医療従事者の方々に感謝の意を込めて、そして様々な困難に立ち向かう全ての人に元気を与えられるドラマを目指すという。
脚本はドラマ[グランメゾン東京][危険なビーナス]、映画[キングダム]などの黒岩勉が執筆。現代的でありながら熱いヒューマンドラマを得意とする黒岩氏が、命を巡る救命救急チームの闘いを描く。演出はドラマ[半沢直樹][テセウスの船]の松木彩、そして平野俊一が担う。
▽鈴木亮平コメント
僕が演じる喜多見幸太は、患者が搬送されてくるのを待っているのではなく、自ら事故や災害の現場に駆けつけ、いち早く命を救う救命救急チーム「TOKYO MER」のチーフドクターです。そして喜多見は、命懸けで危険な現場に飛び込み、勇敢に患者さんを救おうとする情熱を持っています。
また、この作品で注目してほしいのは、オペ室を完備した最新鋭の“ERカー”が登場することです。監修の救命救急医の方々から、「理想の医療」だという声もお聞きしました。
この作品が、今の大変な状況の中で働く医療従事者の方々へのエールになればうれしいですし、一つ一つの命の大切さを改めて伝えていけるようなドラマにできればと思っています。
“日曜劇場”らしく、熱く、スケールの大きなドラマをお届けしたいと思いますので、楽しみにしてください。
▽脚本・黒岩勉コメント
コロナ禍におきまして、人間の一番キレイな部分といいますか、心を動かされる瞬間というのは、自己犠牲を払って他の誰かを助ける姿なのだなと改めて思いました。
こんな時代だからこそ、誰かのために必死に戦うヒーローが見たい。
最強のナイスガイ・鈴木亮平さんとその仲間たちがきっと叶えてくれます。
とても真剣な医療モノなのですが、とことん痛快な「アクションエンターテインメント」を目指して書かせていただいています。
医療従事者だけではなく、その周りでサポートする人々も含め、危機的・絶望的な状況の中でも、冷静に、的確に、前向きに、ただひたすら命を助けようと奮闘する人たちのお話です。
これを見ると、自分の周りにいる人たちに感謝したくなる。ささくれ立っていた気持ちがちょっとだけ優しくなる。そんなテレビ番組になれれば最高に幸せです。
▽演出・松木彩コメント
以前、救急医療やレスキューの現場を拝見する機会があり、見ず知らずの他人のためにこんなにも危険を顧みず人生を懸けている人たちがいるのかと大変衝撃を受けました。彼らの凄まじさと、その時感じた「この人たちがいればきっと大丈夫だ」という安心感を、喜多見とMERチームの姿を通して伝えていきたいです。真夏の日曜夜にスカッと前向きになれる作品をお届けしたいと思いますので、どうぞご期待ください。
■日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』
TBS系 2021年7月スタート 毎週日曜 21:00〜21:54