話題:今日観た映画
宣言通りとめこさんと「残穢」を鑑賞して參りました!
帰宅したらとっても素敵なことが有ったのですが、御礼を書く程脳が回っていない氣がしますので
(更に個人的に御礼メィルを飛ばすには微妙過ぎる時間帯なので……)
一先ず映画メモをば。
相変わらずネタバレや個人的なアレコレがお嫌いな方は閲覧注意な仕様です。
ではでは!
「予告が面白そうなんだけど、一人じゃ怖くて観られないから一緒に観て?」
と、彼女みたいなことをとめこさんが云うので折角ですから便乗してみました。
先にチケットを購入し、仕事後のとめこさんと合流。
「凄い怖いってネットにいっぱい書いてある(´・ω・`)」
「職場でも怖いから止めな、て云われた(´・ω・`)」
「竹内結子が『撮ったあと、家に帰りたくなくなった』って云ってた(´・ω・`)」
「原作が更にヤバくて『持っていたくないから手離した』『捨てたら呪われそうだからお寺持ってった』って書いてる人がいる(´・ω・`)」
と、立て板に水状態で前情報を吐き出すとめこさん。
ホラーな空氣を満喫し過ぎ。
しかしオマエは実家暮らしだろーが。
そんな凄まじい前情報を叩き込まれた「残穢」ですが、結論から云うと
怖くなかった(総意)。
ポイントは(総意)です。
詰まり手前どころかホラーが苦手なとめこさんも「怖くなくて良かったー!」と云っている、と。
そんな訳で、ぽつぽつと箇条書きを……。
・「部屋からする音」が明らかに異質な布擦れ音だったことに吃驚。
「氣の所為かな……?」とかそう云うのぢゃあなかった。
明らかに異質な音だった。
……この段階で引っ越せよ!
メンタルどんだけ強いんだよJD!
寧ろこれだけメンタルが強いなら、もう開き直って居座っちゃいなよyou!
・しかも結構がっつり聞こえるらしい。
初めは「視線を感じたら逃げるように消えるなんて、照れ屋さんだな」と思っておりましたが
余りにがっつり(音量的にも)聴こえるので、手前だったら「ちょっと煩い!寝るって云ってるでしょ!」と怒ってしまいそうだな……とか考え始める。
・久保さんといい「私」夫妻といい、いい家に住んでいて羨ましい←
・登場人物が漏れ無く行動力過多で吃驚する。
・謎は解けてゆくものの、スケェルが大き過ぎて眠くなってくる←
・ラストのホラー部分が蛇足にしか感じない。
クライマックス感は出るけれど、こう云う「出ちゃった」感じを出すなら始めからもっと出して欲しい。
淡々とした流れなら、最後まで淡々とした不氣味さで煽って欲しい。
(我が儘でしょうか)
この辺りが組!の総意です。
で、手前個人の感想をば。
・河童のミイラに高まり過ぎて第一次ピークを早々に迎える斜め上っぷり。
妖怪的な河童でも、民俗学的な河童でも高まるのに!
……高まるのに!!(御察しください)
・中村監督らしい、起伏の少ない丁寧な撮り方。
かったるい、と聞いていましたが、他の中村作品に比べたらマシで安心しました←
否、平坦は平坦なのですが、竹内結子さんの語り口にマッチしていたのでマシに感じました。
中村作品のテンポが合わない人は眠くなるかも……。
けんこーさんとか←
・ミステリっぽい、とレビューで散見したので楽しみにしていましたが、ミステリっぽさは余り感じませんでした。
ホラーとも怪談とも微妙に違う、何だか不思議なポジションです。
ネットのこわい話系……と云うのが近いのかも。
・赤ん坊が湧いて出る、と云うフレーズで「稲生物怪録」を思い出し、けんこーさんの第二次(にして最高潮の)ピークに突入。
湧いて出て!!
ごろごろ湧いて出て!!
稲生物怪録大好き!!!ヒャッハー!!!
・しかし高まりは肩透かし←
頭のでかい赤ん坊の頭から赤ん坊とか湧いてよ……(これは稲生物怪録じゃないんだよけんこーさん)
・スマホアプリレベルのお化けはガチでした。
ポリゴン黎明期も思い出しました。初期の「かまいたち」とか……。
何だか動き込みでかまいたち的シルエットだな、と。
・視線を感じたら逃げるように消えるシャイなオマエ(首吊り女性)はどこ往った。
クライマックス仕様のお仕事を堅実に熟し過ぎ。
しかも出会すのがあの兄ちゃんて……兄ちゃん可哀想。
あの兄ちゃんと大家のマダムは穢れを撥ね飛ばせそうな陽の氣を持っていたのに。
・焼身自殺は苦痛度最高位だと完全自殺マニュアルに書いてあったので、焼死は嫌だな、と思いました。
・だからってスケェルが大き過ぎてピンと來ない。
・座敷牢の人の徘徊は乱歩の事ばかりが過る。
あれは天井裏ですが。
・猿の手って有栖川先生の作品にも出て來ましたが有名なのでしょうか?
―――と、ご覧の通りですね、全体的にけんこーさん、集中していない←
そして集中しない儘終わってしまいました←
もっと静かにヒタヒタ不氣味なのかなー、と期待したのですがちょっと違いました。
(かと云って8ミリ系のざらついた実録系とも違いました)
最後の畳み掛けもその他のテンポと毛色が違い、違和感が強かったです。
謎を追う過程と明かされる過程で考えると、丁寧にまとめてあるな、とは思います。
だからか決して詰まらない訳では無いのです。
只ちょっと思っていたのと違っただけで。
あと手前の興味が変なところに飛んで集中してなかっただけで(さいてい)。
ホラーと云うか、ちょっと違うジャンルだと思えば楽しめるかなと思います。
純粋にホラー(吃驚系でもしっとり不氣味系でも)を期待すると肩透かしかもしれません。
役者さんは相変わらず素敵でした。
竹内結子さんのあのとぼけた感じと語り口は素敵ですね。
―――案の定、頭が回らず訳の解らんメモに成ってしまいました。
他にもメモしたいことは有ったような氣がしますが……今回はおわっときます。
i-noさま
謎が明かされるのはヨイのですが、ホラー的な怖さって「判明しない怖さ」みたいなのが必要だなぁ……と思いました。
しかも根本が「炭鉱の〜」と成ると、
具体的!スケェルでかい!身近さ消えた!
な状態に……。
折角淡々とシンプルに撮っているので、もっと静かで不可解な怖さにぼかせばいいのになぁ〜と思ってしまいました。
布擦れ音は「ですよね!」に尽きます(笑)。
日常の違和感では無く、違和感が声高にやってキタ!ですよねェ(笑)。
ただ、あの音がもっと微かだったら「Gが潜んでる的恐怖」にすりかわってしまいそうだな……とも思いました←集中しろ
ホラーでは無いですね。
適切な言葉が浮かばない、不思議なジャンルです(笑)。
妙に退屈を感じてたんですよね途中。
そして怖くなかったでしょう…ミステリーハンターXみたいな感じでホラー映画としては観れないでしょう…?(泣)
そして衣擦れは私も同じこと思いました(笑)
ほんと作り方次第では無茶苦茶怖くなったであろう内容だったのに凄く凄く勿体無い映画でありました…