【養生気功アドバイザー養成講座《二日目》1】

練習内容
・養生気功フルヴァージョン(説明済み)

・足の裏呼吸

・ふぁんそんテクニックから〔すわりイルカ〕+〔蝶の羽ばたき・羽回し〕

・菩薩静功(説明済み)


?、気の訓練/足の裏呼吸

 足の裏呼吸は、気を大地から丹田(下腹の中)まで吸い上げ、大地に吐き降ろしていく呼吸です。
 〔湧泉呼吸〕、〔湧泉丹田貫気法〕などとも呼ばれていますが、湧泉という言葉を用いると、本当は足の裏全体を用いているのに、その湧泉というツボの一点を用いた呼吸とか貫気法などと誤解されてしまいますので、僕は〔足の裏〕という表現にしています。
 この〔足の裏呼吸〕は、胴体丸ごとと合わせて練習した方が解りやすいし、今後の〔気功流軟酥の法(洗い流し)〕などの練習にも役立つと思います。
 つまり、両足と胴体を合わせて一つの円柱として練習するんです。
 両足の間の空間も円柱の一部として、円柱の中に入れて下さい。
 そして、その円柱を太い色鉛筆のように、真ん中の芯の部分と周りの木の部分に分けます。
 勿論、イメージではありませんが、硬い芯や木ではなく、全て気が通る軟らかなスポンジや綿や和紙で出来ている円柱ですからね。
 そして、その周りの木の部分を、前側、横側(左右)、後ろ側に四分割します。
 専門的な言葉を遣えば、前側を〔陽明〕、横側を〔少陽〕、後ろ側を〔太陽〕と表します。
 これが三陽ということになります。
 それに対して陰の部分は一つとして練習します。
 勿論、陰も三陰に分けられるのですが、それは、特に胴体部分の中心軸の感覚が出て来てから、中心軸を、前、左右、後ろと分けて練習していくと良いと思いますので、ここでは陰を一つの中心軸として練習してみます。


《準備》

 両足を足の付け根の幅で左右平行になるくらいにして立って下さい。

《実習》

(つづく)