気付けばもう こんなにも歳月は流れたのか。



もしも あの日に戻れるのなら、私はどうしたのだろうか。



もしも これからがあるのなら、私はどうしたいのか。




…分からなくなる。






これだけは、分かる。とてつもなく大切にしてくれているって事。

…恩を仇で返したくないよ。




なのに、おかしいな。私は…選べない。






馬鹿みたいって言われるだろうけど、

磁石のように引き寄せられてしまうんだ。互いにね。


初めて会った瞬間に感じた『何か』が いつまでも二人を繋ぐ。





愛着、言わば 単なる執着だと言いきれたら どんなに楽か。



この得体の知れない感情は何?



浮気、ちょっとした出来心なんて些細なものじゃないのは確かだ。



本当に、『迷い』が生じる。


好きであることに優劣を付けられない。




…身勝手でごめんなさい。



全ては先送りで。もっと時間をかけて丁寧に思案しなければ…。