(憂鬱な内容をつらつらと書き連ねる。)
いつまで隠し通すのか。
あの古くさい考え方の親に。
疑い深く心配性な親に。
彼氏がいることを、きっといつかは言わなければならないだろう。
彼の年齢を考えるとそろそろ言っても良い気がする。
しかし6歳差は大きい。騙されている等と言われそうだ。
それに、時間が経てば経つほど、親に言いづらくなる。
それだけの期間隠れてコソコソ会っていたのか、と批判されるだろう。
もし、今親に彼の存在を打ち明けたなら、今のうちにさっさと縁を切れと言ってくる可能性も高い。
…私の考えすぎだろうか。
ただの学生同士の恋愛なら、こんなこと何も考えずに付き合っていられただろう。
しかし、私の場合はそうもいかない。
結婚するかなんて分からないし、親には内緒にしておこう!なんて馬鹿な真似はできない。
彼はまさに結婚適齢期だからね。
…親に打ち明ける事を考えると先が思いやられる。
満月のせいだろうか。
ルナティック、という言葉が正にぴったりな一日だった。
あんなにも憎んだけど、弄んだのはどちらも同じで
変な所ばかりよく似ていて
不思議な引力に引寄せられる。
お兄ちゃん なんて言葉が聞こえて何故か妙に納得した。
だからといって何となくお兄さんと呼んでみた私は、間違いなく気がふれている。
でも昔からよく知っている気がしたんだ。
懐かしいような、錯覚。
だからそう呼んでみたんだ。
もう少しの間だけ 馬鹿にしたり、怒られたり、一緒にふざけたりしていたいな。
ごめんねは暗黙の了解として、お互いの中にあるから。