「神が宿る木に」まとめてアップ完了…
一日一話、三日間頑張って書きました…
夕方になると活発化する脳内の住人にせき立てられて頑張ったとも…!!
しかして、明日は仕事だから小説はおやすみだあね。
もう何時間もファミレスに閉じこもる生活とおさらばじゃ…!!
さてさて、ここから先は↑の連載の話を。
お読みで無い方は興味ない話でしょうが、まあ語らせてください。
ご存知の方もいるかもしれませんが、「神が宿る木に」は実はただの読み切り話でした。
とある方に捧げる為に、適当に書いたものだったんです。
短編部屋にあるあれが、最初です。
当時はまだ自分が長編好きとは気付いておらず、あれで終わらせたんですが時間が経てばたつほどに裏設定がどんどん組み上がって行く。
けれどどうにも連載に踏み出す決定的な要素がない。
ある読者さんからも連載を進められたのですが、なんだかこう、前世からの縁がどうたら…としてもツナを病ませる理由がない。
他に怪談話を書いていたせいもあるんですがどうにも前世ネタがありきたりでラストまで想像が出来ない。
しかし、諦められん。
そうやって悶々してた時に、仕事でバレエの「ジゼル」をじっくりと見る機会があったのです。
あの話は知ってる方も多いと思いますが、悲恋です。
貴族の男が心臓に持病を抱える村娘のジゼルに惚れ、平民のフリして恋人になるんですが、ジゼルに惚れてる森番に正体暴かれて婚約者の女性も現れて裏切られたショックでジゼルが狂い死ぬ。
んで罪の意識で夜中墓参りにきた貴族男がウイリーって嫁入り前に死んだ娘がなる魔物たちに殺されそうになるんですがそこに今日ウイリーになったばっかのジゼルが現れて男の命を救うって話です。
まあ、作中は男の嘆きようとかにいろいろ誤魔化されてますがホント相手の男の酷いこと!
とまあ、それはおいといて。
これが私の思い描いていた「神宿」(←略しました)の設定に似ているなと。勝手な私の思い込みなんですが、そう感じたんです。
んでよく観察するようになったんですが…そうするととっても気になる登場人物がいることに気付きまして。
それは誰かと言いますと。ずばり、ジゼルの母親です。
ジゼルも森番も貴族男も後半に出てくるのですが母親だけはジゼルの死んだシーンまでしか出てきません。
それが一幕の終わりなのですが、もの凄い嘆き悲しみようなのです。
たった一人の愛娘を失ったわけですから当然の反応なのですが、だからこそ、その後が気になる。
「ジゼル」ではウイリー達が後半森番と貴族の男を追い詰めます。しかし、森番は死に男は助かります。それで終わり。
みなさん、ちょい疑問に思いません?
愛娘は男に裏切られて死んだんですよ?唯一の家族です。そいつ、のうのうと生きてるんですよ?娘殺しといて。
西洋じゃどうだか知りませんがこれが日本だったらもう生き霊ですよ、修羅と化しますよ。鬼になるんじゃないですか。ウイリーどころじゃなかろうて。
正気でいるのかも分かりません。母親の復讐話になるんちゃう?
これを「神宿」に当てはめてみる。
うん。これだ。この要素が欲しかった。と満足して連載開始。
しかし、長い間設定を練り過ぎたせいであれもこれもと…
そのせいで謎が多いこと多いこと。
mixiでもサイトでも「難しい」という感想いただいております…うん、ごめんなさい…
長くかかりましたがそろそろ解決編へと獄寺と雲雀が動き出しています。
たくさんあった謎も少しづつ解決していく…筈。
まあ、ここまで読まれた方はもう薄々、「佐保姫」の正体が読めているかもしれませんが(笑)
まだいくつかこなさなくてはならないイベントシーンがあるので山場には遠いのですがどうかお付き合いください。
あとディーノファンには今のうちに謝っておきます…こっからいろいろやらかします…