あれは確か高校入学式の日
いつもうるさい君なのに 〜4〜
Yuko
中学の頃から女の子にチヤホヤされた私の周りはもちろん女の子だらけで可愛い子は確かにいたけど特に心に残った子はいなかった。
もちろんそれなりに恋愛はしたけど告白されて仕方なくだったり友達に一度付き合ってみたら?と言われてしぶしぶ付き合うという恋愛しかしなかった。
自分から好きになって付き合ったことは一度もなかった。
そんな私が高校に入ってすぐ
桜の木の下でぼーっと突っ立ってた子に目が釘付けになった。
周りがクラス発表などで騒いでいる時その子だけはかったるそうにしていて
声をかけようか迷っていたらその子の友達と思われる子が来て一緒にどこかへ行ってしまった。
一目惚れと言われたらそうかもしれない。だけど一度もそんな経験のない私がその時知るよしもなくて名前も知らない子をただただ1年間想っていた。
月日はたってあの日からまる一年。
クラス替えが行われて新しいクラスに入ったところでその子がいた。
一年前の友達と一緒に窓際で喋っている。
その友達といる時はあんな笑顔を見せるのに一人になるとまたかったるそうな顔をしてるその子が面白くて私はすぐに座席表を確認した
「こじま…はるな…」
私はこの時やっと彼女の名前を知ったと同時に喋ったことのない人の名前を直接ではなくこうやって調べてる自分に焦った。
いつもとは違う自分の感情に凄く興味が湧いてそしてそんな自分にした彼女がとにかく気になった。
私は早速小嶋さんに自分から喋りかけに行って
直接小嶋さんの友達のみいちゃんに『陽菜どこにいる?』なんて聞いちゃって
今現在その彼女の手を引っ張って一緒に下校してるわけで。
すべてが初めてだった。
こんな可愛い女の子に会うのも自分から行動するのも彼女の笑顔を見る度にドキドキするのも。
私はいつもの大島優子と違ってだいぶ焦ってると思う。
これが好きって感情なのかな…?
「ねぇねぇどこいくの?ねー優子!優ちゃん!」
さっきから行き先を述べずにいると後ろから何度も名前を呼ばれて握られてる手が強くなった。
「んー、ファミレスでも行こっか」
私がそういうとさっきまで強かった眼差しが逸らされ大きな耳を真っ赤にしながら『分かった。』
ってつぶやく小嶋さん。
あぁかわいい。
私がいつも女の子をキャーキャー言わせる必殺技の笑顔を向ける度にこの子は耳を真っ赤にする。
もともとすぐ赤くなる体質なのかはたまた私に…
なんて自惚れる余裕ないくらいこの子は可愛い。
ニヤニヤなんてしたくないのに勝手に緩む口元。私こんな変態だっけ?って自分で自分に質問する。
そんな小嶋さんを引っ張り近くのファミレスへ入った。
気を付けてもらえると
読みやすいかなぁ、と思います
ゆいさん
すみません。
自分自身小説読む時は改行ある方が読みにくいと思っててつめつめで書いてました(´・ ・`)
これからちゃんと読者目線に気を使って書きます!
指摘ありがとうございます!