Maybe we don't have to rush

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お家デート

特別なことは何もしていないけれど、ただ穏やかで幸せな1日



話題:やっぱり、君の隣が一番落ち着く



昨日は私が休日、ユキさんが夕方出勤だったので

映画館でも行こうか、なんて話をしていた


でも、観たかった映画が良い時間にやっていなくて

天気も怪しかったし、ユキさんに疲れをとって欲しくて

結局、私の家でのんびりすることに。


近くのスーパーでユキさんと合流して食材を買い込み

甘いもん食いたい?ケーキ買ってあげようか
んーん、大丈夫!アイス買ってあるから、後で半分こしたいです!
お!いいねえ

その後はTSUTAYAで映画をレンタル

お店を出るとやっぱり雨がしとしと降り始めていた

うわ、降ってきちゃいましたね

階段を早足気味に降りようとしたら、ユキさんが手を差し出してくれて

ん、雨で滑る。気をつけろよ
はーい!

階段降りたら手を離されるかと思ったけれど

そのまま指を絡めてくれて歩き始める


へへ、ありがと
んー?笑

手繋いで帰れるの久しぶりだなあ、とほっこりしながら帰宅


濡れてしまった洋服を着替えてもらって、預かってたiPodを渡して、

ユキさんが曲のチェックしてる間に、お昼ごはんの準備


今日は、無類のパスタ好きユキさんのリクエストで、パスタ3種

シーフードペペロンチーノ、カニのトマトパスタ、カルボナーラ

余ったソースは冷蔵庫と冷凍庫へ。しばらく困らないなあ

うまーい!って相変わらずの食べっぷりで、嬉しくなる

いっぱい食べる君が好き




午後はさっそく映画鑑賞

久しぶりの邦画サスペンスを、ポップコーンとコーラと共に。


途中で展開が読めて、2人で顔を見合わせる

これはアイツだなあ
そうですねえ

そこからは、ゆるゆる息抜きしながら観た

楓〜
はあい?
アイス食べよ


いつもの定番、ハーゲンダッツのストロベリーを分けっこ

ユキさんがカップを持って、都度、私の口にせっせと運んでくれて

そうして、最後の一口は、当たり前のように私に食べさせてくれる

何気ないことだけれど、何だか特別なことのように思える




ぼんやり画面を眺めていると、ユキさんが肩を抱いてくれた

嬉しくなって、映画そっちのけで擦り寄った

顔を上げると、ユキさんも顔を近づけてくれて。

鼻やおでこ、頬をくっつけ合っては離れる

キスの前にする、この戯れが好き




そこから、ひとたび唇へキスをしてしまえば、後はのめり込むだけ

ソファの上、ユキさんに腰を抱かれた状態で跨る

唇を合わせるだけなのに、何でこんなに心地良いんだろう

何回しても飽きない


ぐっと抱き上げられて、ベッドへ移動

ユキさんが電気とテレビを消した

ゆっくり押し倒されると服をすべて脱がされて


綺麗な身体

ポツリと言ったユキさんが、身体を優しく撫でてくれる

その優しい手つきに、息を吐く

ユキさんには言われたくないなあ

彼の身体は誰より美しいと私は思っている



そうして進んだ触れ合いは、疲れを労わるような、ゆったりとしたものだった

互いの体温を貪った後に、抱き合って微睡む

最近あまり眠れていないユキさんが、隣で穏やかな寝息を立てていて安心する

彼の胸に顔を寄せて、心音を聞きながら目を閉じる

夕暮れ前の仄かに明るい部屋、静かな空間

素肌に触れるタオルケットの柔らかさと、彼の温もりと、香りと。

それらの優しさで、

からだと心の嫌なものが全部流れ出て、かわりに温かいもので満たされていく

出来ることなら、ずっとこうしていたいと思った



そうして1時間半ほど眠って

起きなくてはいけない時間

彼の頬に触れて、声をかける

ユキさん、

せっかく休めている彼を、本当は起こしたくなんてなかった

…そろそろ時間?

少し掠れた声と、気怠げな彼の色気にあてられて、ドキリとする


うん
いつも起こしてくれてありがとな、

目を閉じたまま彼がゆるりと笑って、私の手に擦り寄った

そんなユキさんが愛しくて仕方ない

起こしてごめんね、もっと休んでほしい
仕事行きたくねーなあ

私をきつく抱きしめて、首筋に顔を埋めるユキさん

ここまで彼が甘えてくるのは珍しくて

嬉しいのと同時に、彼をそうさせる程の疲れが心配で、切なくなる

あんまり無理しないでね

ぎゅう、と抱きしめ返すと

コクリと、彼が胸元でひとつ、頷いたのが分かった




少しだけマッサージして、身体を解すのを手伝ってあげて

出勤の支度をしてる彼を見守る

忘れ物ない?
おー。してもすぐにまた来るからいいけどな。

ユキさんに再び抱きしめられた

そっと、広い背中に腕をまわす

来てくれて、ありがとうユキさん
俺の方こそありがと
へへ、大好きです
ん…俺も楓だけ、
うん?
んーん、
ふふ
笑うなよ

急に照れる彼が可愛い

玄関先で見送ろうとすると、スタスタと雨の様子を外に見に行ったユキさんが

お、大丈夫そう。じゃあな

ってそのまま出かけようとするのでヘコんだ

そ、そんな出かけ方あんまりだ…酷いですユキさん…
あははは!ごめんって!ほら。

くるりと、笑いながら戻ってきて

きちんと行ってきますのハグとキスをしてくれた

最後にほっぺたを差し出してきたので

愛情込めてmwah

考えてみると、こうしておねだりされるのが一番好きかもしれない


ちゃんと鍵閉めろよ
はーい!


I want to hold your hand, laugh at your jokes, walk by your side, snuggle on the couch, look into your eyes, talk about whatever, dream of the future and kiss your lips


10/07 16:47
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