I won't give up on us

話題:あーもー、好きだ

土曜日、

寝る前にベッドでハグしていたら、うとうとしていたユキさんが急に不安モードになって

「俺のこと、なんで好きなの?」
「嫌いになって」
「すぐ(私がユキさんに)飽きるだろうから」
「俺の何がそんなにいいの」

こうして突き放されることは過去にも何回かあったけれど。

何が何でもめげないと決めている私は、今回も、ユキさんを強く抱きしめたまま

好き。飽きたりなんかしない。一緒にいる。って、伝え続けた。

彼が眠りに落ちるまで、背中をゆっくりさすって、おでこにキスを落として。

本当はとてもとても寂しがりな彼に、

どうか私の気持ちが伝わってほしいと願いながら。



次の日、日曜の朝、

微睡んでいたら、彼が私を抱きしめたことに気付いて目が覚めた。

「…ユキさん?」
「おはよう、楓」
「…キス、していいですか?」
「…うん」

そっと、彼の頬に手を添えると

お互いの唇がゆっくり近づいて、触れるだけのキス


彼が私を抱きしめる力が強くなって

私の肩口に顔をよせてぎゅーっとしたかと思うと

そこから、キスの嵐


確かめるように、何度も、何度も。


I won't give up on us

Even if the skies get rough

I'm giving you all my love

I'm here to stay and make the difference that I can make

諦めてなんて、あげないから。

当たり前のように一緒に起きて、一緒に朝と昼ご飯を食べて、練習のあと片付けをして、一緒に夜ご飯を食べて、のんびりテレビ観て、抱きしめ合いながら寝る。そして朝、目を覚ませば彼がいて、キスから始まる甘いひと時。今日は何をしようか、なんて微笑みあって。

共に過ごすことが約束されている幸せ。

「当たり前」であることの幸せ。


10/29 02:02
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-エムブロ-