こんなに不安な気持ちのまま札幌に来たのは、受験のとき以来です。




ようやく、札幌に来れました。

この一週間、長かった。
疲れ過ぎて全然上手く寝れなくて。
寝れたとしても嫌な夢ばかり見て。

あっという間に朝が来て、あれ終わったら次これが待ってるって色んなものに追いかけられて。

気付けば金曜日でどたばた家を出て来ました。
朝から具合が悪くて、電車の中でフラフラしながら。
たぶん熱があったんだろうな・・・掴んだ金属の鉄があっつくなってました。




メンタルがったがたでフラフラしながら札幌に来たので、札幌に向かってるとき電車を乗り換えて実家に帰ろうと思ったぐらいでした。・・・地元嫌いなわたしにしては珍しく。

それぐらい追い詰められてたんだなって。自分でも気づけないぐらい追いかけられてたんだなって。

だからこんなに不安で、泣きそうで、心配で、何処かに閉じ篭っていたいんだなってようやく気付きました。

果てない空を久しぶりに聴いて、車窓から景色を見て泣きそうになり、さらに不安にもなりました。




でも、だいすきな札幌。
見慣れた街並みを歩いて。
おいしいごはんを食べてるうちに、少しずつ元気になってきました。

一番は、今日泊まってるホテル。
真っ正面から、観覧車を見ることが出来るのです。

観覧車を見ながら、だいすきなcolorsを聴いてると、今までたくさん背負ってきた荷物が少しだけ軽くなった気がしました。

綺麗に光る観覧車を眺めながら、好きな音楽を聴く・・・こんなゆっくりとした時間は久しぶりで、心と頭にかかっていた靄が少しだけ取れた気がします。



代わる代わる色を変える観覧車を見ながら、明日明後日お世話になる場所に下見に行ったとき・・・また夢に一歩近付くのだと感じた気持ちを思い出し。

この数日間、何を試されるのだろうと怖くて仕方がなかった気持ちとの狭間を行ったり来たりしています。

でも、どんなに付け焼き刃をしても、緊張してあの空間に行ってしまえば、身ぐるみ剥がされてしまうのは、習い事の経験で痛いほど分かってるから。

わたしに出来るのは「全力で学ぶこと」と「ずっと出せなかった答えを見つけること」だけなのかもしれません。


習い事に行くときも、最近インターンに行くときも、そして今回も。

そこに行くのが、本当に怖くて怖くて仕方がなかった。

それはきっと「何が起こるかわからない」だけじゃなく、「出来ない自分と向き合うのが怖い」からであって。

何もしないまま、何も変わらないまま、何も変われないまま、ただ過ぎてく夏に身を任せた自分の情けなさを突きつけられるのが怖いからで。


でもそこを乗り越えられなければ、きっとわたしはこんな弱くて誤魔化してばかりの狡い人間のままで。

きっとこのままだと、ぜんぶ中途半端で、これからもっと苦しくなるのは目に見えてるから。

変わらなくちゃいけない。
このままの全力で、何処かを変えて頑張ることだって出来るはずだから。




自惚れず。
出来ない自分と向き合って。
かっこ悪い自分を認めてあげて。
どういう自分になりたいか見つけて。
何を学ぶべきかに目を凝らして。

「どうしてそこが夢だったのか」
答えとなるような手がかりが見つかるように、必死にあがいてきます。




ここまでしたんだから。
何かきっと大きなものを得られると信じて。