スキャンダラスに行こう!


高校生が 3代目?! 52
2018.9.16 05:21
優子は 陽菜に 部屋着を 買うと
「ありがとう 優ちゃん」
「本当に クリスマスプレゼント それで良いの?」
「ぅん・・今日から 着ようね」
「そうだね」
「優ちゃん 嫌?」
「嫌じゃないけど 今日は 着れないかもしれないかなって 思っただけ」
「え?」
「着ても すぐ 脱ぐ事になると思うし」
そう言って 優子が ニヤけると
「やだっ」
「え?」
「そういう風に 言われたら なんか 嫌だもん」
「ごめん」
優子が 眉を 八の字に下げた
「・・・」
「えっと・・まだ 何か 見たいもの ある?陽菜」
「別にないけど・・」

(まだ 帰りたくないなぁ・・久しぶりに もっと 優ちゃんと デートしたいけど・・)

「まだ 早いけど・・」
「もう 帰るの?」
「イルミネーションを 陽菜と 一緒に 見たいんだけど・・陽菜が 服を 選ぶのに 時間が 掛かるだろうなって 思ってたから 時間が かなり あるんだよね」
「だったら カフェで うっくりしたい」
「そうしようか?」
「うん」
陽菜は 嬉しそうに 優子の腕を 掴んだ

カフェに 入ろうとしていると
「優子と 小嶋さんやんか」
『有華』さん」
「有華 一人?」
「そんな訳 ないやろう」
「待ち合わせですか?」
「彩佳が 一人で 買い物したいとか 言うんやで・・一緒でも ええやんか」
「プレゼントじゃないんですか?」
「小嶋さんは 優子からの プレゼント なんやった?」
「これです」
「一緒に 買うたんや」
陽菜は 少し 淋しそうに 頷いた
「優子・・小嶋さん 不満みたいやで」
「分かってるよ・・でも ずっと一緒に居るんだもん サプライズは 無理じゃん」
「それでも 期待するもんやない?」
「・・・」
「初めてのクリスマスやのに・・可哀想やん」
「今さら どうする事も 出来ないから」
「なんや・・優子 変わったな」
「・・・」
「前は もっと 小嶋さんのためやったら 何でもするって感じやったのに」
「仕方ないじゃん」
「でも 優ちゃんが 優しいのは 変わらないから・・」
「小嶋さんが それでええんやったら ウチは ええよ」
有華は それ以上 何も言わなかった
「何が あったと?」
『・・・』
「有華」
「優子が 小嶋さんに 冷とうなったんやないかなって 思うただけや」
「そう?ウチは 優子は 相変わらず 小嶋さんが 大好きやなって」
「何でや?初めての クリスマスやのに サプライズなしやで」
「それだけで 冷とうなったとは 言えんのと違う?」
「そやかて・・優子やったら・・」
「小嶋さんも 優子が 冷とうなったと 思うとる?」
「優ちゃん 相変わらず 陽菜の事 大好きだなって 思うけど・・」
「サプライズ 期待しとった?」
「少しだけ」
「優子・・そうなんやて」
「ごめん・・陽菜」
「ぅん」
陽菜は 俯いてしまった
「優子・・今から どうすると?」
「イルミネーションを 陽菜と 見たいなって 思ってるんだよね」
「恋人同士で 見たら 幸せになれるって 噂だよね」
「梅ちゃん 知ってたんだ」
「そこで みんな 会いそうやな」
「梅ちゃんと 有華も 行くんだ」
「佐江達も 行く 言うとったし」
「梅ちゃん達も 行くの?」
「有華は 行きとうないみたいやけど」
「行かんとは 言うとらんやろ」
「面倒やって 思うとるやろ?」
「わざわざ そんなん 行かんでも ウチらは 幸せやんか」
「陽菜も 幸せだけど 優ちゃんと 行きたいって 思うのは わがまま?」
「わがままとは 思わないよ」
「面倒って 思わない?」
「思わないよ」
「でも・・」
「陽菜と 出掛けるの 好きだよ」
「優ちゃん」
優子と 陽菜が 見つめ合っていると
「あれの どこを 見て 優子が 冷とうなったって 思うと?」
「優子やったら サプライズ あると 思うやん?」
「本当は サプライズ あるんやなかと?」
「ん?」
「まだ 小嶋さんには 渡してないだけやない?」
「それなら 納得や」
有華と 梅ちゃんは しばらく 優子と 陽菜を 見ていた

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