スキャンダラスに行こう!


高校生が 3代目?! 51
2018.9.14 19:08
それから 咲子は 陽菜に 会うと 話しをするようになった
咲子が いつもより 少し 遅い時間に 学校へ 着くと 校門の前で 優子と 陽菜を 見つけた
「大島さん 小嶋さん おはよう」
『おはよう』
「咲子さん 今日は 少し 遅いんじゃない?」
「試験勉強してて 分からない所が あったから 寝るのが 遅くなって・・」
「それで 分からなかった所 分かったの?」
咲子が 首を 振ると
「私が 分かれば 教えてあげられるけど・・」
「後で 教えて?」
「じゃあ 後で」
優子は そう言うと 陽菜と 手を繋ぎ 陽菜の教室へ 行った

(本当に 仲良いなぁ)

咲子は 優子と 陽菜が 歩いて行くのを しばらく見ていた

「優ちゃんって 誰にでも 優しいよね」
「そう?」
「何で みんなに 優しくする?」
「え?ヤキモチ?」
「そんなんじゃないけど・・」
陽菜が 優子の手を 離そうとすると 優子は 陽菜の手を ギュッと 繋ぎ直した
「咲子さんは 陽菜を ちゃんと 見てくれたじゃん」
「ん?」
「何で 急に 陽菜に キーボード 教えてくれる気になったのか 不安だったけど ちゃんと 教えてくれて・・陽菜の好きな曲まで 弾いてくれたり 教えてくれたじゃん」
「ぅん」
「嬉しかったんだよね///」
「え?」
「陽菜を ちゃんと 見てくれた事が」
「・・・」
「それからは 普通に 陽菜に 接してくれるようになったし」
「・・・」
「そう言う人だったから 私も ちゃんと 咲子さんと 向き合わなきゃって 思ったんだよね・・誰にでも 優しくしてるつもりはないから」
「陽菜のため?」
「陽菜のためって 訳じゃないよ・・ただ 嬉しかったから お礼じゃないけど 私に 出来る事が あるなら 返したいって 思ってるだけ」
「そんな風に 言われたら 陽菜 何も 言えなくなるじゃん」
「陽菜は 何も 心配する事は ないから」
「・・・」
「私が 陽菜以外に 惹かれる事は 絶対に ないから」
「そんなの・・」
「陽菜・・私の事 信じられない?」
「・・・」
「そっか・・でも 信じてとしか 言えない」
優子が 眉を 八の字に下げ
「不安にさせて ごめん」
「優ちゃん」
陽菜は 優子の頬に 手を当て
「ごめんね 優ちゃん」
「陽菜が 謝る事なんて ないから」
「・・・」
「優子・・小嶋さんと 離れたくのは 分かるけど・・りんちゃんが 教室に 入れなくて 困ってるんだけど」
「わっ・・ごめん」
「ここ 教室の前だったんだ///」
「小嶋さん 忘れてたんですか?」
「///」
優子は クスッと 笑うと
「後で また 来るね」
「ぅん///」
優子は 佐江と 自分達の 教室へ 行くと
「小嶋さん・・私達も 教室へ 入りましょう?」
「宮澤先輩 いいな」
「何が?」
「ずっと 優ちゃんと 一緒なんだもん」
「でも 小嶋さん 優子ちゃんと 一緒に暮らしてるのに」
「授業中の 優ちゃんが 見てみたいもん」
「・・・」
「かしわげさんは 思わない?」
「思いますけど・・」
「えっと もしかしたら 言ったら いけない事だった?」
「いいえ・・小嶋さんは 本当 優子ちゃんが 好きだなって 思って」
「陽菜 変?」
「変じゃないです・・可愛いです」
陽菜が 真っ赤になって 俯くと
「小嶋さんの そう言うところも 優子ちゃんは 好きなんですね」
「知らない///」
陽菜が 自分の席に 着き 机に 突っ伏すと ゆきりんは クスッと 笑って 自分の席に着いた

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