スキャンダラスに行こう!


高校生が 3代目?! 53
2018.9.17 16:26
陽菜が ソファーに 座って ボーッとしていた
「パパって 昔っから ママだけ 好きだったんだね」
「陽菜も 優ちゃんだけだよ」
「今でも ラブラブなのに 子供が 私と 陽の 二人だけって 意外」
「そうだよ・・パパの友達なんて 子供が 3人 いるのに」
「それは 有華さんと 梅ちゃんさんの事だよね?」
「宮澤さんの所なんて 4人だよ・・なんで ウチは 2人なの?」
「優ちゃんが・・陽菜を 独占 出来ないから 2人で 良いって 言ったの」
『はぁー?』
「優菜と 陽は 妹が 欲しいの?」
優菜と 陽は 顔を 見合わせた
「優菜と 陽が 赤ちゃんの お世話してくれるんだったら 優ちゃんの赤ちゃん 生んでも 良いよ」
「なんで 私達が 面倒見ないといけないの?」
「だって 陽菜 優ちゃんの お世話だけで 大変だもん」
「それは 分かるけど・・」
「パパが 一番 手の掛かる 子供で 全く 成長しないからね」
「あんなんで 仕事 出来てるのか 心配だよね?」
「優菜と 陽が 心配する事じゃないから」
『はーい』
「夕飯・・何にしようかな?」
『オムライス』
「さすが 双子ね 息が ピッタリ」
「だって ママが パパの事 考えて ボーッとしてた時って オムライスか チーズが タップリ 入ってる ハンバーグだもん」
「そうかな?」
『そうだよ』
「それに 毎日 チーズが 何かに 入ってるし」
「優ちゃんが 好きだからね」
「知ってる」
「優菜と 陽も チーズが 大好きでしょう?」
「ねぇ それって ママが いつも チーズを 私達に 食べさせてたからなんじゃない?」
「友達が 毎日は チーズを 食べないって 言ってたもん」
「ウチだけだって」
陽菜が ムッと すると
「そんな顔しても 可愛いって 言ってくれるのは パパだけだから」
「そんな事 言うんだったら 優菜は チーズなしの オムライスに するからね」
「え?それは 嫌だ・・ママ ごめんなさい 私も チーズたっぷりの オムライスにして」
「どうしよっかな?優菜のチーズ 優ちゃんに 入れちゃおうかな」
「ママ・・お願い・・」
「何だ・・優菜 陽菜を 怒らせたの?」
「あっ 優ちゃん お帰りなさい」
「ただいま 陽菜」
優子は 陽菜を 抱き締めると 深いキスをした
「子供の前で そんなキス 普通 しないよ パパ」
「だったら 陽達が 見ないようにすれば 良いじゃん」
「いや・・そうじゃなくて・・」
陽菜は クスッと 笑うと
「今から 夕飯 作るね」
「手伝うよ」
「大丈夫・・優ちゃんは ゆっくりしてて」
「陽菜に くっついてたい」
「あー もう パパが 帰って来たら 家の中が 一気に 暑くなった」
「そうかな?そんなに 変わらないと 思うけど・・ねぇ 優ちゃん」
「そうだね」
優子が 苦笑すると
「陽菜 変な事 言った?」
「陽菜だから 良いんだよ」
「優ちゃんが そう言うなら 良いや」
陽菜が そう言って 夕飯を 作り始めると 優子は 着替えて 陽菜の 手伝いを 始めた


夕食を 食べ始めると
「結局 パパ達 文化祭で バンド やったの?」
「やったよ・・陽菜のファンクラブが 出来たり ストーカー紛いの 後輩が 居たりして 大変だったんだから」
「優ちゃんのファンの方が 多かったもん」
「危なかったのは 陽菜じゃん・・『私のためだけに 歌って下さい』とか『陽菜さんのためなら 何でもします』とか そんな事 言われてたじゃん」
「優ちゃんと 別れて 付き合って下さいってのも あった」
陽菜が 言うと
「本当 それ 聞いた時 留年しようかと 思ったからね」
「でも パパ 卒業したんでしょう?」
「だって・・陽菜が・・」
「ママ 何 言ったの?」
「んー・・何だっけ?」
「パパ 教えて」
「内緒」
『何で?』
優子と 陽菜は 顔を 見合わせて 笑い合ったが 優菜と 陽は 拗ねた顔をしていた
「そんな顔しても 教えないよ」
「もう 良いもん」
幸せそうに 微笑む 優子と 陽菜を 見て 優菜と 陽は 呆れたように
『ごちそうさま』
そう言って 立ち上がった
「もう 食べないの?」
「色んな意味で 胸焼けがする」
「薬 飲む?それとも 病院に 行く?」
『大丈夫』
「ひどくなるようなら 言ってよ」
『はーい』
優菜と 陽が 自分達の部屋へ 行ってしまうと
「早いなぁ・・あれから 12年かぁ」
「そうだね・・あの時 陽菜が 言った事 本当に するんだもん」
「陽菜を 誰にも 渡さないために 必死だったからね」
「今もじゃん」
「今は・・出逢った時からずっと 陽菜が 好きだから 抱きたくなるんだもん」
「最初は 陽菜の事 抱かなかったもん」
「それは 陽菜が・・」
陽菜は 席を 立つと 優子の背中に 抱きついた
「うん 分かってるよ」
「陽菜」
「優菜と 陽が 何で 2人しか 生まなかったのって 言ってた」
「双子を 育てるのって 大変だったし・・母乳 飲ませてる 陽菜が 嫌だったからね」
「優ちゃん 陽菜が 母乳 飲ませてたら『私のなのに』って 毎日 拗ねるし・・その後 大変だったし」
「・・・」
「娘達に 嫉妬するとは 思わなかったな」
「陽菜だって 私が 優菜と 陽の 頬に キスしたら 浮気したって 怒ったじゃん」
「それは・・」
優子は 陽菜を 膝に 座らせると
「こういう時間が 減るのが 一番 嫌だったからだよね」
そう言って 触れるだけのキスを すると
「ちゃんとして///」
真っ赤になって 陽菜が 言った
「あはっ・・可愛い」
優子は 陽菜に 深いキスをすると
「このまま ベッドへ 行こうか?」
「片付けがあるから 無理」
優子が 眉を 八の字に 下げると 陽菜は それを 愛しそうに 撫でて
「手伝ってくれる?」
「喜んで」
優子が 笑顔になると 優子の笑窪に 陽菜は キスをした


"陽菜は 優ちゃんの奧さんなんだよ・・そんなに 心配なんだったら 陽菜の事 毎日 抱いても良いよ"


優子と 陽菜は 片付けを 終え お風呂に 入った

(あれから 本当に 優ちゃん 毎日 陽菜の事 抱くから 卒業する頃には お腹も 大きくなり始めて・・陽菜が 妊娠してからは かしわげさんが いつも 側に いてくれたっけ)

「陽菜 何 考えてるの?」
「高校生だった頃の事」
「優菜と 陽に 話したんだ」
「ぅん」
「陽菜・・私は 約束 守れてるかな?」
「陽菜 幸せだよ」
「そっか 良かった」
「今日も いっぱい 愛して」
「わっ・・陽菜に そんな事 言われたら 変な スイッチ 入ったかも」
優子は 陽菜を バスタオルに 包むと お姫様抱っこして 寝室のベッドに 連れて行き そっと 下ろして 覆い被さると 陽菜は 優子の首に 両手を 回し 抱き寄せた
「陽菜・・これからも 陽菜だけを 愛するからね」
「優ちゃんに 出逢えて 良かった」
「私も 陽菜に 出逢えて 良かった ありがとう 陽菜」
「それは 陽菜が 言うべきだよ・・ヤクザの孫の 陽菜を 選んでくれて ありがとう」
優子が 触れるだけのキスを すると 陽菜は 深いキスへと 変え 何度も お互いを 求めあった

fin

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