スキャンダラスに行こう!


高校生が 3代目?! 44
2018.7.24 05:13
優子は 陽菜を 隣に呼んで 座らせた
「優ちゃん 陽菜が いたら・・」
「良いよ・・私は 陽菜と 居たいもん」
「でも・・」
陽菜は 立ち上がろうとしたが 優子が それを 止めて
「ゆきりんなら 良いでしょう?」
「でも・・」
「小嶋さん 話し相手して下さいよ」
「佐江の 悪口 聞いてあげる」
「優子ちゃん」
ゆきりんは 苦笑した
「ゆきりん達って いつも デートは どこへ 行くの?」
「えっと・・」
優子と ゆきりんが 話していると 陽菜も いつの間にか 一緒に 話していた

"優子先輩の隣に いるのって 小嶋さんだよね?"

"めっちゃ 格好良くない?"

"ゆきりんって 宮澤先輩と 付き合ってるくせに 優子先輩にまで・・小嶋さん 怒らせたら 怖いのに"

"優子先輩と 宮澤先輩 仲良いから 普段から ゆきりんは 優子先輩と 一緒に いるじゃん"

"それに ゆきりん 2学期になって 小嶋さんとも 仲良く 話してたし"

"小嶋さんって 本当は 私達と 変わらないのかもね?"

"ヤクザの子供だから やっぱり 怖くない?"

陽菜は そんな会話が 聞こえて 俯いてしまった
「陽菜」
「柏木さん・・ごめんなさい」
「小嶋さんが 謝る事なんて・・」
「陽菜は 何もしてないんだから」
「・・・」
優子が 陽菜の頬に キスをすると 教室内に 悲鳴のような声が 響いた
「優ちゃん///」
「何か 無性に 陽菜の頬に キスをしたくなった」
「ばか///」
陽菜が 真っ赤になると 優子は 嬉しそうに 陽菜を 見つめた
「男同士で 何 見つめ合ってんの?」
「さっきまで 女の子達に 囲まれて 鼻の下伸びきってた人が 何 言ってんだよ」
「佐江 鼻の下 伸ばしてないよ」
「佐江ちゃん・・モテて 良かったですね」
「りんちゃん・・何を・・優子が りんちゃんに 変な事を 言ったんだろう」
「ゆきりん ずっと 私と 陽菜の 相手してくれてたんだよね?」
「私が 来ても 気付いてくれないんだもん」
「声 掛けてくれたら・・」
「格好良い 優子ちゃんと 小嶋さんを 独り占めしちゃった」
「優ちゃんの所に お客さん たくさん来るかと 思ってたけど・・陽菜が 居たから ごめんね 優ちゃん」
「だから 陽菜が 謝る意味・・私は 陽菜と 過ごせて 幸せだったよ」
「優子ちゃん」
「何?ゆきりん」
「小嶋さんが 男装してるなら 優子ちゃんが 男装する意味が ないんじゃないですか?」
「なんで?男装して・・」
「二人が 男装しちゃうと 男同士で・・」
「あーっ そうだよね・・私 制服に 着替える」
「だったら 陽菜も 着替える」
「陽菜は そのままで 居て」
「ヤダよ」
「男装した 陽菜と デートしたい」
「ヤダ」
「じゃあ 私が 男装したままで いるから 陽菜 着替える?」
陽菜は 頷くと 着替え始めた

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