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ケインズ

 フリードマンは、富裕層がより豊かになれば、困窮層も豊かになるというわけのわからん仮説をたてた。要は金持ちがいっぱい金使って金回りがよくなれば、仕事も金も下に回ってくんだと。
 そのために規制緩和、小さな政府。自由を自由を、と推し進めた結果がこれ。小泉にしろ竹中平蔵にしろ、フリードマンを、新自由主義を信奉し過ぎたわけだ。「医師免許すら自由を阻害する」とか言っちゃうようなフリードマンが、20世紀最大の経済学者の一人としてケインズと並んでるのはどういうことなんだろうか?
 だからといって、大きな政府の政策でいいのかも知らんけども。増税もそうだけど、福祉のためと負担は際限無く上がってくんだろうね(でも、目的税って違法なんじゃなかったっけ……? 勘違いかもしれないが)。
 実際、いくら生活保護費がでかいでかいといっても国家的規模で見れば社会保障費の中の10%弱らしい。
 で、実際一番問題なのは社会保険料。これがあるから税と保険料って一本化しようとしてるんだろうな。

 福祉があるから、貧困層にも一定の生活水準を確保出来る。その意味で格差は縮まり、大きな政府としてはある種の成功と言える。
 だけど、怠け者を働き者が食わす形で格差が無くなるんだったら、意味がないよなぁ。
 ケインジアンは「ばらまき」でいいんだろうか?
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