話題:ひとりごと

あたしは、むかしからオタクでドラマや映画、読書が好きだった。今と観てたり、読んでたりするのがちがうくらい(好きな作品は変わらず)であまり大きな変化はない。ここ数年でオタク文化は活発化され、あたしの学生時代のようにオタク=気持ち悪いという概念もうすまってきている。熱烈だったり、ファッション感覚だったりしながらもアニメを好きだと言いやすい時代になったのはいいことのように思う。

そんななか、アニメもドラマも毎年たくさん生産され消費されてゆく。オリジナル作品は数少なくなり、原作がある話が映像化される。あたしの学生時代にはこんなにもアニメもドラマも映画も本もなかった。一年の間に数えきれないほどの作品が生まれては世に羽ばたく。こんなにも選びたい放題に堪能できるようになるなんて想像もしていなかった。当たり前に作品があり、毎クールなにを観るか考える。うれしいけれど、ひとつひとつの作品への愛がうすくなる。愛が分裂してしまうから仕方ないけれど、むかしのような感動というものも希薄になる。そんな時代だからこそリバイバル作品はウケるのかもしれない。学生時代に観ていたものを大人になって、ちがう環境や心境で観ることで改めてファンになる。そして、むかしの作品のほうが面白かったりもする。時代はながれながらに止まっているのかもしれない。それか、あたしがいつまでもおなじところをぐるぐる回っているのかな。

最近は、年に何回かあるハチクロ熱がふつふつと。スネオヘアーのワルツやスプリットを聴いては幸福感に包まれる。そこからスネオヘアーのベストアルバムをエンドレスリピートしている。新しい音楽も聴きながら、やっぱりなんか学生時代とかに聴いていたものを聴いてしまう。令和になって、平成ばかりを求めてる。