突然ですが、「大きな古時計」という歌をご存知でしょうか。

急に思い出したんですけど、よくよく考えると不思議な歌です。


とりあえず、おじいさんと古時計の関係をまずはおさらい。

この時計は、おじいさんが生まれた朝に買ってきた時計です。
それからおじいさんが死ぬまで、休まずずっと動いていました。

要するに、生まれてから死ぬまでずっと一緒だったというわけですね。


……でも、よくよく考えてみると、おじいさんが生まれた朝に買ってきた時計、ってことは、少なくともおじいさんが生まれる前には生産されていた、ってことですよね。
なんか、「百年休まずに」とか「百年いつも動いていた」とかいう言葉のせいで、おじいさんと百年間一緒だったみたいなイメージが浮かびますけど、時計の方がおじいさんより先に生まれてきてるんですよね。
っていうか、百年百年言ってますけど、おじいさんが死んだのが百歳の時とも言われて無いんですよね。それはあくまでも行間を読め、の類かもしれませんけども。でも、おじいさんが死んで一緒に時計が動かなくなるのか、と聞かれたら、そんな偶然も偶然甚だしいというか。いや、ありえないとは言いませんが。

っていうか、子供が生まれたお祝いに、おおきなのっぽの(まだ古くない)時計とか、買いますか?

あと、前何かの本で読んだんですが、おじいさんの時計と言うのはネジ巻き式らしく、おじいさんが時計のネジを巻くから時計はいつも動いていたそうです。
時計が動かなくなったのは、時計のネジを巻く人がいなくなったから、って、その本では考察してましたが。
いやー、子供のころから、毎日時計のネジを巻いてたんでしょうかね?
そうやって習慣づけられたのなら問題はありませんが、幼児期はネジを巻くことすら難しいでしょう?親がやっていたんでしょうか?


別に、歌の中ではおじいさんが死ぬのと同時に時計が止まった、みたいなことは言ってないんですよね。
こう、勝手な思い込みで騙されてる、ってこと、沢山ありますよね。
最近、特にそういうことが多くなってる気がします。

昨日のIQサプリ、前半は本当に脳の衰えを実感してヘコんでましたわ

こう、何方向にも目線を向けて、柔らかい頭で物事を考えて理解して行きたいですね。