おやすみ。

あの日、君の隣があまりに寝心地が良くて

僕は今、抱き枕が欲しい。
でも、ただの布と綿じゃ違うんだ。

適度な重みが欲しい。
ぬくもりが欲しい。

君を抱いて眠りたい。
君に抱かれて眠りたい。
君の隣で眠りたい。

でも、そんな事、言える立場じゃない。
完全なる我儘なのも分かる。
でも、君みたいに
僕が比較的素直に甘えられる人、
珍しくて。

だから、時々でいい。
構ってほしい。
メールを送ってしまう事、許してほしい。

だから今日
小さくて、あまりに心もとない重みだけれど
君の言葉を届けてくれる
小さな箱(携帯)を抱いて眠るよ。

おやすみ。