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:†白く甘く匂い立つは†:




燦々と輝く真夏の目映い空の下。


木漏れ日の差す緑生い茂る小路。


頭を垂れて甘い匂いを纏う花弁。


目に映える白はより豪奢を彩り。


その身に冠する呼称に相応しく。


凛と。「荘厳」に咲き誇り佇む姿は。


見る者に「飾らない愛」を体現する。


人知れずに開かれた花弁の奥底にて。


白の王は沈黙と雄弁の間で愛を語る。


彼の人へと捧げられるだろう想いを。


他の誰でもない。譲れないその心に。


白の王はそっと寄り添い背中を押す。


そして。甘く白い花弁は。咲き誇る。


人知れず。緑の小路にて。夏を抱く。







写メ図解:山百合群集。丁度満開時期。
(※実家前の小路にて。未々見頃です)



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