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本物になれないなら偽物になれ


思えば高校三年間

君とはいつも一緒にいた気がする。

もちろん一緒にいた時間は長かった。

喧嘩もたくさんした。

周りの人たちにもたくさん心配をかけて

本当に馬鹿だったと思っている。

大学に入って思ったことは

つながりなんてものはあまりに脆いということだ。

頑張って守らなければ

すぐ切れてしまうものなのだろう。

だから君になかなか会えないことを思えば

やっぱり悲しい。

そのくせ僕は

また君を避けるかもしれない。

それでも君が志望校に受かり

そこで大学生活を送ることを思えば

こんなにうれしいことはない。

君と一緒の大学に通えなかったことは寂しいが

僕はここで

君に自慢できる友達を作り

君に話せる経験をしようと思う。

君の受験を応援していたという気持ちは

本心ではなかったかもしれないが

たとえ偽物だとしても

本物よりも価値があるのかもしれないのだから。

more...!

言い訳


君にできない言い訳をここでします。

まず会いたいというのは嘘ではありません。会いたいです。
話したいです。遊びたいです。

会わなかったのは僕が小さいやつだからです。
身長の話ではありません。

僕がいけなかった大学に君が受かったことに嫉妬しているだけです。
応援していたはずなのに。
情けない限りです。
自分の女々しさに嫌になります。

でも、きっと今会っても僕は楽しめないと思います。

ごめんなさい。
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